3万円以下で買える激安のモバイルノートPC「HP Stream 11-y000」を使ってみると、意外に快適で驚いた。これならタブレットを使うよりも生産性が高くておすすめだ。
HDDじゃないから起動が早い
3万円以下のパソコンだと起動が遅かったりとか、反応が悪かったりと機能的に心配になる。しかし「HP Stream 11-y000」を起動してみるとそんなことはなかった。ストレージ領域はHDDではなく、スマートフォンやタブレット端末でよく使われているeMMCのため起動が早い。さすがにSSDと比べると劣るけれど、HDDと比べると速く、ストレスにはならなそうだ。さらに振動にも強いというメリットもあるし、電力消費も少ないという。
静かなところでも安心して使える静音性
本体のカラーはアクアブルーでポップな印象のノートパソコン。はじめて持った時に、なぜかおもちゃのような違和感を感じてしまった。しばらく使ってみると、音がしていないのに気付く。どうやら冷却ファンがなく静かで、通気口がないのが違和感の原因だった。これなら図書館などの静かな場所でも周りに迷惑をかけることはないだろう。
11.6インチでもキーボードは使いやすい
ディスプレイは、11.6インチワイドHD非光沢。軽量で持ち運びやすい小さいサイズだけれど、キーボードは小さくなく打ちやすい。これなら膝の上でも使いやすく、文字入力をすることが多いならタブレットや2in1のタブレットPCよりも手軽かもしれない。また手を置くパームレストに、不均等のラインが入っている。このデザインは、触れたときにかすかに凹凸を感じるデジタルスレッドラインといい触り心地も良い。
約10時間45分のバッテリー駆動
カタログスペックでは約10時間45分のバッテリー駆動が可能なようだ。実際にどのくらい消費するのか、Web閲覧や動画を観たり1時間ほど使ってみると13%ほど消費していた。このくらいの使い方なら7時間以上は持ってくれるだろう。充電コードはかさばるのであまり持ちたくはない、寝ている間に満充電にしておけば一日は十分に使えそうだ。
映像も楽しめるデュアルスピーカー
スピーカーは底面前部の両側に2つあるデュアルスピーカーとなっていた。めちゃくちゃ音が良いというわけではないけれど、立体感のある音を楽しめる。持ち運びやすいので寝室に持ち込んでちょっと動画を楽しむなんてのも良さそう。こういったところもタブレットより使い勝手が良さそうだと思う。
ストレージ容量が少ないのがデメリット
「HP Stream 11-y000」はコストパフォーマンスが非常に良いのだけれど、ストレージの容量が少ないのがデメリットになる。容量は32GBしかなく、管理のしっかりできる人でないとすぐにいっぱいになってしまうだろう。少ない容量をクラウドでカバーしてくれる、Microsoftのオンラインのファイル保存サービスであるOneDrive 100GBを2年間無料で使えたりもする。しかし個人的にはあまり好きなサービスではなく、使うならDropBoxを使いたい。大事なデータだけクラウドに保存して、あとはmicroSDカードで補うのが良さそうだ。足りない分はmicroSDカードで拡張してしまえば、それほどのデメリットではなくなる。
マルチタスクでブログの執筆にも便利
高スペックではないためあまり多くの処理をするのには向かない。動画やWeb閲覧、ネットショッピングやメールチェックなど簡単なことをするライトユーザー向けとなる。また持ち運びも便利なため、外出時にブログの執筆をするのにも便利に使えそうだ。文字入力に特化しているポメラを使っていたこともあるけれど、Windows10ならマルチタスクで使えて、違う画面を見ながら書くことも出来る。
3万円以下!安くても使えるノートパソコン
とにかく安いノートパソコンを探しているなら「HP Stream 11-y000」はおすすめ。安かろう悪かろうではなく、それなりに使えてコストパフォーマンスは高い。最近ではタブレットや2in1の端末がかなり普及しているけれど、文字入力をすることが多い人ならノートパソコン型の方が断然使いやすいと思う。また、はじめて使うパソコンや、持ち運び用のセカンドパソコンとしても最適だ。安く済むので子供に買ってあげるというのも良いかもしれない。
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