フレームレスパソコンとして人気のXPS13が、2018年発売モデル (9370)でさらにパワーアップ。パソコンとしての性能が良いだけでなく、動画配信サービスの視聴が快適に楽しめるということにも注目したい。
究極のシアター体験「DELL CINEMA」
XPS13の2018年発売モデル (9370)では、新たなコンセプト「DELL CINEMA」が提案された。HDR(ハイダイナミックレンジ)による鮮明な色彩を再現する「CinemaColor」、本格的なサウンドを提供する「CinemaSound」、快適なストリーミングを実現する「CinemaStream」の3つの構成要素により、究極のシアター体験を提供してくれる。
テレビ離れが進み、ネット動画配信サービスの需要が高まった現在に合わせたコンセプトになっている。さらに画期的なデザインで薄型化したコンパクトな本体には、必要な機能がすべて搭載され、ユーザーの期待に応えるハイレベルなパフォーマンスを実現。仕事も遊びもこれ1台で快適にこなせる優れたノートパソコンだ。
4K Ultra HD解像度で至高の映像体験
前モデルのフレーム幅は5.2mmだったが、今回のXPS13ではわずか4mmとさらに狭くなっている。これによりコンパクトなボディでも画面は大きく、広がりのある映像が楽しめる。さらに800万ピクセルの4K Ultra HD解像度で、これまで見えなかった細部まで鮮やかに映し出してくれる。また反射防止コートが施されていて、あらゆる角度から美しく見えるというのも特徴。
実際に4K画質の映像を体験してみると、かなり鮮やかで低画質の映像が観たくなくなるほど。それに加え、フレームの幅が狭く画面はかなり大きく感じるので、13インチのノートパソコンでも物足りないということもない。ワンランク上の映像体験がしたい方にはおすすめだ。
立体的な音を体感できる音響システム
XPS13には、Waves MaxxAudio® Proの音響システムを搭載。鮮明な高音、迫力のある低音、ボリュームを引き上げてもすべての音をくっきりさせ、スタジオ品質のサウンドを体験できる。
実際に体験してみると、パームレストの左右に配置されたスピーカーから立体的な音響を体感でき、キーボード全体から迫力のあるサウンドが出てくる感じがする。低音もしっかりしていて映画の視聴には最適な音響システムだ。
ストリーミング視聴が快適な仕組み
CinemaStream: Killer Wirelessは通信パケットの種類を検知し、映像や音楽に最大の帯域幅を割り当てるので、途切れることなくスムーズに映像を見ることができます。
「DELL CINEMA」のコンセプトに1つ「CinemaStream」で快適なストリーミングが実現しているという。比較対象がないので何とも言えないけれど、映画を観ていて何事もなく快適に視聴できていたのは事実。体感はできていないけれど恩恵はあるのだろう。
バッテリーの持ちも良く快適
バッテリー駆動時間が19時間46分と記載されているのはFHDモデルのことで、4Kモデルの場合は11時間になる。実際にどのくらい持つのか試してみたところ、4時間半ほど映画を視聴して電池残量は51%も残っていた。設定は、画面の明るさは0%で、音量は67%と少し大きめ。映画を2本観ても半分残っているなら、4Kモデルでも十分なのではないだろうか。
またACアダプタが前モデルよりもコンパクトになっていて持ち運びがしやすい。それとUSB Type-Cになったため、左右どちらからでも充電できるようになったのはかなりのメリットだ。
薄くても丈夫なノートパソコン
前モデルでは、9~15 mmという薄さで重量は1.29kg。それが、7.8mm~11.6mmとかなり薄くなり、重量は約1.21kgと軽量化された。インターフェイスがUSB Type-Cに統一され、余計なものがなくなったという印象。薄くなったからといっても堅牢性はそのまま保っている。
天板はゆがむことなくしっかりしていて、キーボード側にはカーボンファイバーやグラスファイバーを採用し、軽量化しながら最大限の強度を確保しているという。軽量、薄型でも耐久性に優れ、バッテリーの持ちも良く、持ち運びに適した優れたノートパソコンだ。
XPS13のおすすめ構成
第8世代のインテルCoreプロセッサーは飛躍的に性能が向上しているので、Core i5-8250Uでも十分。映像コンテンツを楽しみたいなら4Kタッチパネルがおすすめで、メモリ8GB、ストレージが256GB PCIe SSDのモデルが良さそう。後はカラーが2色あり、ローズゴールドだとキーボード側は白で明るいイメージになる。またクーポンを適用すると安くなるので、予算があるならストレージの容量が多い Core™ i7-8550U のモデルにしても良いかも。
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