4G LTEの高速通信に対応した「HP ENVY 12 x2-g000」を試してみました。長時間駆動するタブレットPCを求めるなら、こいつが第1候補になりそうだ。
「HP ENVY 12 x2」のスペック
シリーズ名 | HP ENVY 12 x2-g000 |
OS | Windows 10 Home (64bit) |
CPU | インテル® Core™ i5-7Y54 プロセッサー |
ディスプレイ | 12.3インチ・WUXGA+ ブライトビュー・IPSタッチディスプレイ(1920×1280 / 最大1677万色 / 400nit / 188ppi) |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD(PCIe、NVMe、M.2) |
グラフィックス | インテル® HDグラフィックス 615 |
LTE通信モジュール | インテル® XMM™ 7360 LTE Advanced(GPS機能付き) |
SIMカードスロット | WinnanoSIMカードスロット(トレイタイプ) |
キーボード | キーボードドック : バックライトキーボード(US配列) |
セキュリティ | Windows Hello対応 (顔認証) |
バッテリー駆動時間 | 約 17 時間 |
サイズ | タブレット : 約 293×209×8.5mm タブレット+キーボードドック : 約 293×214×15.5mm |
質量 | タブレット:約 778 g タブレット+キーボードドック:約 1.24 kg |
インターフェイス | USB Type-C™ 3.1 Gen1×2(電源オフUSBチャージ機能対応)、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1、 microSDカードスロット(トレイタイプ) |
キーボードは、US配列になります。
もっと詳しいスペックは製品ページへ → HP ENVY 12 x2
「HP ENVY 12 x2」の外観レビュー
本体とキーボードは磁石で付く着脱式。簡単に取り外すことができ、3つのモードで作業ができるのが特徴。
基本的なノートブックモード。両サイドの上部が磁石になっているため、アクティブペンをくっつけておくこともできます。
ちょっと傾きが強いリーディングモード。アクティブペンを全く使わないときは、キーボードに収納しておけば紛失することもなさそう。
キーボードを台として使えるタブレットモード。右側面には、USB Type-C™ 3.1 、音量調節ボタン、SIMカードスロットがある。
左側面には、SDカードスロット、USB Type-C™ 3.1 、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート。手に取ってみると薄いのが良くわかる。
SDカードスロットはピンがないと外せない仕組みで、取り外した瞬間に磁石でディスプレイ側にくっついた。ディスプレイとフレームの間にある細いくぼみがスピーカー。音もかなり良く映像コンテンツも十分楽しめる。
上部の端に電源ボタン背面にはカメラも搭載。キーボードドックにはカメラ穴が開いていて、外すことなくそのまま使えます。
キーボードはバックライト対応、キーピッチは約18.7×18.7mm、キーストローク は約1.5mmあり、打ちやすい仕様。ただし、US配列しか取り扱っていないようです。タッチパッドは狭く少し使いづらい。またひざ上など不安定なところで使っている、ゆがんだ時にクリックが反応してしまうこともあった。
ACアダプタはType-Cのため、左右どちらからでも充電ができて便利。コードが少し太いのが残念だけれど、駆動時間は長く持ち運ぶことも少ないと思うのでそこまで気にならないかも。
「HP ENVY 12 x2」キーボードドックの使い方
ノートパソコンのようにそのまま閉じてしまうと、キーボードドックからはみ出してしまいます。
閉じるときには一度本体を外してから閉じるようにするとスムーズ。基本的にはキーボードドックのカメラ穴が開いているところは、常につけておくと思ってよいです。磁石はそこそこ強めのため、装着するときに大きな音が出やすいので静かなところでは注意したいところ。
「HP ENVY 12 x2」のアクティブペン
標準搭載されているアクティブペンは少し変わっています。Bluetooth接続ではなく画面に接触して使うタイプでした。画面から離れているときにボタンを押しても反応しないということです。2つあるボタンの割り当てを、HP Pen Cobtrolで設定できます。
- 右クリック
- 消去
- 元に戻す
- [shft]キー
- [ctrl]キー
- [alt]キー
- Windowsキー
- [tab]キー
- 再生/一時停止
- ミュート/ミュート 解除
- 音量上げ
- 音量下げ
- 右向き 矢印
- 左向き 矢印
- 新規ブラウザー タブ
- 前のページ(戻る 矢印)
- 次のページ(進む 矢印)
- スクリーンショット の撮影
- タスク マネージャーの起動
- アプリ間の切り替え
- デスクトップ
- スクロール
- ペンボタンを無効にする
上ボタンとしたボタンを共に、これだけのものを割り当てられます。画面に接触している状態でクリックしなければいけないけれど、慣れれば問題なさそう。Bluetoothで遠隔操作したければ、Surfaceペンにも対応しているようです。
格安SIMをいくつか試してみた
SIMカードスロットも、SDカードスロットと同様に外した瞬間にディスプレイ側にくっつきました。カードが入っているときには紛失注意。
ドコモ系の格安SIM 、DMMモバイルとエキサイトモバイルを試してみました。APN設定の入力で、ユーザー名とパスワードなどを保存して適用すれば、しっかり使うことができました。最近のスマホでは自動で認識してくれるものが多いけど、すべて入力しないとダメなようです。
次にau系の格安SIM、UQモバイルとIIJmioを試してみたところ、どちら圏外のまま接続できませんでした。スペック的には問題ないはずなのに何がいけなかったのかは不明。APNも何度も確認したの原因はわかりません。IIJmioでもドコモ系のDプランにしておいた方が無難かも。
標準モデルがおすすめ
「HP ENVY 12 x2-g000」は、IIJ SIMカードなしの標準モデルと、データ通信専用SIMセットモデルの2つあります。この違いは3,000円違うだけで、IIJmioの手数料が追加されているだけのこと。IIJmioはキャンペーンを利用して申し込んだ方がかなりお得。標準モデルを購入してSIMは別で申し込んだ方が良いです。
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