中古車販売をしているガリバーでは、納車してからでも気に入らなければ返品できるというシステムがあります。他の販売業者でも返品できるところはあるようですが、ガリバーの100日以内という期限は業界の中では最長のようです。それだけ自信を持って販売しているという現れでしょうか?その仕組を調べてみます。
ガリバーの返品サービスがすごい
返品サービスはその言葉通りになりますが、実際に乗り始めてからエンジンの調子がよくないことに気づいたり、見落としていたヘコミがあった、やっぱり色が気に入らないと言った状況にも対応してくれるサービスです。と言うことはしばらく試乗をしてから購入できるのと同じなのかとも思いました。しかし、それでは返品が相次ぎサービスの提供ができなくなってしまうかもしれないですよね。
返品条件はしっかり定義されていますので、条件に満たない場合返品はできない。これはもちろんのこと。条件を満たして返品する場合にはサービス利用料として車体本体価格の5%に相当する金額を負担すると返品が可能という定義があるようです。
ガリバーの返品サービス料の内容
中古車の納車時には、車両本体の価格のみではなく諸経費もかかります。購入時の合計金額ではなく車両本体価格の5%を負担するということになります。例えば、全額で125万円支払っているとしても、諸経費が25万円で車両本体価格が100万円だとした場合には、5万円の支払いが要求されます。
車両本体価格が100万円の場合、それの5%=5万円負担
またローンで購入している場合には、ローンキャンセル料として5,000円がかかります。
ガリバーの返品サービスの流れ
返品サービスの流れは、近くの店舗まで来店する必要があるようです。
店舗へ連絡→自宅に書類が届く→来店予約をする→来店し車両チェック→条件を満たしていれば返品返金の手続き
自分の住んでいる富士吉田市の周辺には、ガリバーの店舗は今のところないので、一番近くだと「甲府バイパス住吉店」まで行かなくてはならなくなります。
返品サービスの条件
返品サービスの利用条件は、いたって普通条件が定められているだけになります。
- 走行距離が納車時からの増加が1万キロ以内である
- 5cm四方以上のキズ・ヘコミがない(納車時にあったものを除く)
- 納車後に事故を起こしていない(修復歴がない)
- 納車時に付いていた付属品等の機能・機器が付いている
- 通常の使用方法以外(レース・ラリー等)の用途で使用していない(納車前の使用は除く)
- 納車時の名義人が同じであり、契約者に処分権限がある
- 自動車税、自賠償保険料、駐車違反放置違反金等、車に関する債務が残っていない
条件の一部はこんな感じであたり前のことばかりです。条件が変更することもあるかもしれないのでガリバーにてしっかり確認はしておくと良いでしょう。
また、買取時に以前載っていた車の下取りをしている場合には、その契約を解除することもできません。すでに売ってしまった車は戻ってこないということです。当たり前ですね。
返品サービスで安心感は得られるかも
ガリバーでは、事故車など過去に修復歴のある車は一切売っていないので、信用出来ない中古車業者で購入するよりは安心といえば安心です。それに加え返品サービスが有るということで、さらに安心してもらおうという姿勢が伺えます。買ってすぐに壊れてしまうなんてことは殆ど無いでしょうが、100%ではないので、返品サービスがあるのは嬉しいシステムですね。
失敗しない中古車購入をするための予備知識
「中古車の購入後に故障の不安がありますか?」という質問をすると殆どの人が不安と答えるかと思います。ガリバー自動車研究所で調べてみた結果では、86%の人が中古車購入に不安があるという結果が出ているようです。もっと高い数字がでていてもおかしくないと個人的には思いますね。
→ガリバー
安く中古車を購入したからといって、何度も修理にお金がかかってしまうと、安い買い物ではなくなってしまうというのも頂けない話です。中古車を購入するときには、故障しない車の見極めが一番重要なのかもしれません。車内が綺麗でもエンジンが・・・なんてことも可能性としてはあるので、見た目で判断しないということ意識して探すようにしたいところです。
修復歴や事故歴のない車を選ぶのは常識
こんなデータもあります。
修復歴のある中古車が故障をする発生率というのも調べているようです。4689台の販売台数のうち、故障申請数が1846台もあり、確率的には39.4%にもなります。(ガリバーでは修復歴のある車は販売していないので、このデータがどこからのものかは定かではありません・・・)4割近くもの数字を見てしまうと、事故車を整備済みとして販売している所ではいくら安くても不安になるのは当たり前ですね。
「事故車です」と安い理由を教えてくれるところなら良心的ですが、販売側からしてみれば売れなくなるのでそんなことをワザワザ言ってはくれないと思います。聞けば教えてくれる人はいるでしょうけど・・・
また、修復歴があるのかないのか実際に分からないで売っている販売店もあるかもしれません。詳しく調べればかならず修復歴があるかどうかというのはわかるそうですが、一般の販売店でそこまで調べているかは疑問です。
整備済みでも安心できない
「事故車とか別に気にしない、ちゃんと整備してあるんでしょ」と、とにかく安ければいいやという人も世の中にいると思います。ただし修復履歴のある車では、4割近くが故障しているというデータがあるということを覚えておきましょう。逆に6割は平気なので、当たり外れがあるという認識で購入すると言うのもありかもしれません。でもせっかくなら安心して購入したいものですね。
トヨタのノアをガリバーの中古車検索で調べてみた
友人がトヨタのノアを探していたようだったので、ガリバーの中古車検索で調べてみました。 検索は条件で絞り込むことができるので、今回はメーカー、車種、価格帯を決めて検索します。
メーカーはもちろんトヨタ、車種は50音順に並んでいるのでその中からノア(トヨタ)で選択可能。価格は安いほうが良いみたいだったので、はじめ60万円以下で調べてみたところ、1台しか出て来ませんでした。90万円以下で再検索してみると、60万円台のものが検索結果に数台表示されるようになります。40万円、60万円、90万円と入力に幅があるので、予算よりも少し高めの金額を選択しておくと良いかもしれません。
トヨタ、ノア(トヨタ)、90万円以下で検索
トヨタ、ノア(トヨタ)、90万円以下で検索してみたところ、今回は10台表示されました。(掲載期間が決まっているので、その日により表示台数は変動します。)そのうち6台は60万円台で販売されています。走行距離は7万キロ~12万キロあたり、年式が2002年(平成14年)~2006年(平成16年)といったところです。予算が少ないと走行距離が長かったり、年式が古くなるのはしょうがないことなのかもしれません。
試しに、条件を90万円以上に変更してみたところ、年式の新しいものなど23件も表示されました。また金額だけでなく、走行距離や年式、車体カラーでの絞り込みもできるので、希望があればその都度入力してみるのがよいでしょう。
検索結果は日々変動
ガリバーでは、毎日約400台もの中古車が新着入荷して来ます。また掲載期間も決まっているので、売れ残っている車がず~っと表示されていたりするこのもなく、検索結果には毎日違う車体が表示されます。気に入ったものがない、予算が合わないといった時には日にちを変えて、また検索してみると良いかもしれません。友人にも事故歴のある車はガリバーでは売っていないから安心して購入したいなら毎日検索してみればと薦めてみました。
ちなみに掲載期間を過ぎた車は、オークションに出されてしまうようです。もし予算にあった中古車が表示された時には、掲載期間内に購入を決めないと買いそびれてしまうことになってしまうので注意!
中古車提案サービス
ガリバーでは中古車提案サービスというものもあります。条件が決まっているのであれば、毎日検索するよりも、このサービスを利用してしまったほうが楽かもしれませんね。
日本で一番売れているミニバンはNISSANのセレナ
ミニバンの中で日本で一番売れているのは、NISSANのセレナのようです。(日本自動車販売協会連合会発表)特に2012年8月1日に発売した、セレナS-HYBRID(スマートシンプルハイブリッド)が人気。
NISSANでは、発売後約1ヵ月を経過した9月2日時点で12,572台に達したと発表
これは、セレナの総受注台数の90%以上にも及ぶそうです。 家族で利用できる3列シート、室内空間も広く、ハイブリットで低燃費、ターゲットを家族向けに設定しているので、30代~40代の方の購入が多いのもうなずけます。
8人乗りで車内空間が広い
セレナは8人乗りの3列シート、ゆったりとした室内空間です。2家族で出かけるのでも十分な広さになっています。またシートを全部倒すと、26インチ自転車が4台も積載できてしまうという広さ。4台載せても運転席と助手席で2人しか人は乗ることができないので、そんな状況はあまりないと思いますが、かなり広いですね。
シートを全部倒したフルラゲッジの奥行きは1720mm。170cmの人でも足を伸ばして寝転がることができる広さです。布団を引いて車中泊なんてのも楽にできそうなぐらい。冬のシーズンではスノーボードに行くなど、家族以外のアウトドア派の需要もあるのかもしれません。
スマートシンプルハイブリット
セレナS-HYBRID(スマートシンプルハイブリッド)は、SUZUKIのエネチャージに似ている技術になります。
減速時の運動エネルギーを電気に変換して十分に蓄えた後、ECOモーターによるエンジンアシストやアイドリングストップ、エアコン、電装品などに再利用。
減速時に無駄にしていたエネルギーを、電気エネルギーに変換して回収、バッテリーに充電するというエンジンの負担を減らし、結果として低燃費を実現する技術です。
低燃費なミニバン
2.0Lクラスの8人乗りミニバンで、15.2km/Lの低燃費を実現している、セレナS-HYBRID。どれだけ低燃費な運転ができているかが分かるECOメーターも標準装備されています。瞬間的な燃費と平均燃費を比べることができる燃費計もあり、現在エコドライブができているかを把握することもできます。メーターを見ながら意識して燃料の節約に務めることができそうです。
セレナが人気の理由
人気の理由は室内空間の広さでしょうか。車内を広く使いたいという家族にはピッタリなのでしょう。デザインもシンプルで無難な印象、コストパフォーマンスも良いというのも理由の1つかもしれません。また身長の小さな女性でも乗りやすいという評価もあるようです。
子育てに便利な人気車種!DAIHATSUの軽自動車タント
DAIHATSUのタントは、中古車の販売台数が多い人気の車種のようです。テレビCMも頻繁にやっているので、認知度が高いというのもあるのでしょうが、やはり子育てに向いている車というのが、売れている理由なのかもしれませんね。
タント最大の特徴センターピラーレス
センターピラーレスというのは聞いたことのない単語かもしれません。通常の車には助手席側のドアと後部座席側のスライドドアの間には、何かしらのフレームがあるのが普通ですね。この通常あるフレームを取っ払ってしまったものがセンターピラーレスと言います。
センターピラーレスを可能にしたタントは、邪魔なフレームがない分、乗り降りが圧倒的に楽になっているかと思います。例えばお子様が寝てしまってチャイルドシートに載せるときなど、フレームがなくなっているという事の便利さに気がつくことでしょう。
室内空間が広いタント
軽自動車なのに室内高は、1,355mm 室内長は、2,160mmもあるので、かなりの広さを感じるかと思います。小さなお子様であれば立ったまま着替えをすることができますね。後部座席部分をフラットにして子供用の自転車を載せたり、助手席側を倒してしまえば2メートルある長いものでも車内に入れることも可能です。広さを活かしてアイデア次第でいろいろな対応ができるかと思います。
また、一番使いそうなのが助手席シートバックテーブル、助手席部分を前方に倒せば、テーブル代わりに利用することができるので、オウトドアの時にも良さそうですね。
タントのおすすめポイント
- 便利なミラクルオープンドア
- 広びろ室内空間
- 子育てに便利
- エコロジー&セーフティー
エコカー減税対応車種
タントは停車している時にアイドリングをストップしてくれる機能を搭載しているため、エコカー減税の対応車種になります。しかも新しくなった「新エコアイドル」では、車速が7km/hになると、自動的にエンジンが切れる仕組みになっているようです。これが燃費向上に役立ち、リッター25kmの低燃費を実現してくれます。
運転するのが楽しくなる!?エネチャージを搭載したワゴンR
2013年テクノロジーオブザイヤーを受賞した、新型ワゴンRは軽自動車の中でも人気車種になります。エコカー減税対象車で、リッター28.8kmの低燃費なのも人気の理由でしょうが、その他にも便利なアイデアが沢山詰まっているのも特徴です。
効率よく発電するエネチャージ
一番の特徴であるエネチャージは、発電がキーワード。発電することにより無駄なガゾリンを使わなくする→燃費の向上というような仕組みです。通常の車では車を走らせる上でいろいろ必要な電気を常にガソリンを使って充電しているもの。それをアクセルを離した時の減速する力を利用して充電してしまうというのがエネチャージになります。
簡単に言うと自転車のライト
自転車のライトをイメージすれば分かりやすいかもしれません。ライトをつけている時には負荷がかかるのでペダルが重くなります。常に負荷が掛かっていては疲れますよね。この充電に掛かる負荷を取り除くことで燃費の向上に役だっています。
鉛とリチウムのダブルバッテリー
エネチャージで発電した電気は、鉛のバッテリーとリチウムバッテリーの2つに充電されます。これは一般的な鉛のバッテリーよりも、リチウムバッテリーのほうが充電効率が良いため、一部の電気利用をリチウムバッテリーで補うことにより電力をうまく使っているということです。ガソリンで充電していた時よりも少ない力で充電し、効率良く再利用しているイメージですかね。
新アイドリングストップでより無駄をなくす
アイドリングストップが搭載している車はだいぶ増えて来ました。停車している時にエンジンも停止して燃料を節約するものです。新アイドリングストップでは、更に13km/hまで減速した時にも求めてしまうというもの。前方の信号が赤に変わった時などには加速する必要がないので、速度を落として行くはずです。この時に13km/h以下になったらアイドリングストップ(燃料噴射がされない)となり、無駄なガソリンを極力使わないようにしています。
減速時にはエネチャージ
13km/hになるまでは、しっかりエネチャージが作動し充電してくれます。メーター内にランプがあり、現在発電しているという状況を知ることもできます。13km/h以下になるとエネチャージで発電もされなくなるようです。
室内を快適にしてくれるエコクール
アイドリングストップでは燃料を消費しないというメリットがありますが、エンジンを止めてしまうということはエアコンが送風に切り替わってしまうというデメリットもあるんです。通常で室内の設定温度を超えてしまうとエアコンを作動させるために自動的にエンジンを始動してしまう仕組みのようです。これでは夏場の燃費は悪くなってしまいますよね・・・
それを回避するのがエコクールという技術。空調ユニット内に蓄冷剤を内蔵し、エンジンが作動していない送風時にも冷たい風が室内に流れるようになっています。これで快適な室温を保てる上、燃費の向上に役立ってますね。
ゲーム感覚で楽しめるエコスコア
エネチャージ、新アイドリングストップ、エコクール、いかに燃料を使わずに低燃費を実現させるかというSUZUKIの技術が詰まった新型ワゴンRですが、どれだけエコな走りができたのかを数字で教えてくれるエコスコアという機能を搭載しているのも良いアイデアだと思います。
エコスコアとは キーをONにしてからOFFにするまでの運転をエコドライブの達成度に応じて100満点で採点しメーターに表示てくれるシステム
どれだけ燃料の節約ができたのかというのも、ml単位で表示もしてくれるので、よりエコドライブをしてみたくなるかもしれませんね。
走行時には、エコドライブアシスト照明
エンジン始動時には青で表示されているエコドライブアシスト照明、これが燃費効率の良い運転時には、青から緑に変化してくれます。これにより走行時にもエコドライブができているかが分かります。
アイデアの詰まった人気車種
減速するときの力を利用して発電するエネチャージ、エコクールなど、いままでなんでなかったんだろう?というアイデアの詰まった車種。より低燃費の車を作り出したいというSUZUKI自動車さん、気持ちが伝わってきます。
どれだけエコドライブができたか点数で表示するという、遊び心のあるエコスコアも良いシステムだと思います。これだと毎日100点目指して運転したくなってしまいますね。
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