ソースネクストから年賀状ソフトの筆まめを提供していただきました。同じようなソフトの筆王と使い勝手が気になったので比較してみた。
2025年版(巳年用)の「筆まめVer.35」と「筆王Ver.29」比較してみました。
筆まめと筆王の機能比較
筆まめ | 筆王 | |
標準価格 | 5,200円 | 3,980円 |
素材数 | 45万点 | 30万点 |
搭載フォント数 | 147書体 | 152書体 |
付属文例数 | 2,724 | 1,511 |
郵便番号辞書 | ○ | ○ |
電話番号辞書 | ○ | ○ |
年賀状デザインナビ | ○ | - |
写真年賀状作成 | ○ | ○ |
出受記録 | ○ | ○ |
住所録一覧表印刷 | ○ | ○ |
クラウドバックアップ | ○ | ○ |
ネットプリント | ○ | ○ |
初心者モード | ○ | ○ |
ガイドブック | ○ | ○ |
ガイドムービー | - | ○ |
使用台数 | 1台 | 5台 |
簡単に比較すると、筆まめの方が価格は高いけれど素材数や機能は優れている。筆王では、使い方をわかりやすく解説してくれる動画があって、パソコンに不慣れな方でも取り組みやすい。もっと詳しい詳細や、キャンペーン価格の割引率などは製品の比較ページを参考に(宛名職人はMac用)
※筆まめ Ver.30では、ガイドムービーが追加され、使用台数が5台になりました。
筆まめの方が優れているところ
筆まめは素材が多く、Ver.28ではスペシャルデザイン「京友禅」「加賀友禅」「東京手描友禅」の日本三大友禅と、葛飾北斎の年賀状デザインが期間限定で使える。また宛名に最適なフォント流麗行書体が入っているのも、筆まめだけという特徴がある。個人的には宛名のデザインを変えられる「宛名デコ」と、「年賀状デザインナビ」の機能が特に便利だと思った。
宛名のデザインも変えられる「宛名デコ」
宛名のデザインも変えられるのは筆まめの特徴。上部にある「宛名デコ」のアイコンをクリックして、宛名デコテンプレートからデザインを選ぶ。背景にうっすらと花束を挿入できたり、デザインによっては宛名が横書きにしてイラストを強調しているものなどもある。
宛名デコには手書きで描いたり、コロコロペンろいう機能もあり、自由に盛ることもできる。あけましてと表示されたコロコロペンを使うと、クリックするたびに一文字ずつ配置されたりなど、機能が面白い。いろいろできそうで、他の人との差別化をするのにとても優れている。
作成効率が抜群の「年賀状デザインナビ」
筆まめには年賀状デザインナビという機能があり、デザインを効率よく簡単に決められる。完全オリジナルの年賀状を作る人には使わない機能だけれど、デザインテンプレートから作成する人には神機能だ。
年賀状デザインナビは、基本となるデザインを選択すると中央に表示され、そこから簡単にデザインの変更ができる。カラー変更、イラスト変更、背景変更、賀詞変更したデザインが周りに表示される。変更したいデザインをクリックすると、それが基本デザインとなり中央に表示される。どんどんデザインを横断して変更ができるので、素材を探す必要がないのはかなり便利。テンプレートそのまま使うより、同じ筆まめで作成している人とほぼ被ることはなさそう。
筆王のほうが優れているところ
筆王では音声ガイド機能や解説動画もあり、パソコンの操作が苦手な人でも取り組みやすい。画像編集機能が充実していて、写真の加工がしやすいというのも特徴。スマホアプリの「スノー SNOW」のような顔認識スタンプ機能もある。さらにラベル印刷ソフト「ペタット ラベル印刷 2」と、手書き風フォント作成ソフト「まるで手書き for 筆王」の2つのソフトも搭載している。
「解説動画」があり初心者に優しい
パソコンの操作になれていない人や、年賀状ソフトを使ったことがない人でも、解説動画が用意されているので比較的取り組みやすい。解説動画はソースネクストのマイページから筆王をクリックし、マニュアル・ガイドから動画のページに行くことができる。もしくは筆王を起動しているなら、ヘルプからも簡単操作ナビの動画にリンクしている。
この記事の作成時では、新しいバージョンの動画は現在準備中となっていた。基本的な操作方法は、旧バージョンの動画でも十分理解できると思う。特に写真の編集方法など動画で観ると理解しやすいだろう。
顔認識で加工する「おもしろ顔スタンプ」
筆王Ver.22から追加された「おもしろ顔スタンプ」機能を、筆王のパッケージで試してみた。2つの小さい顔でも自動で認識して、犬のパーツを自動で合成してくれる。顔を映したくない人がいたらサングラスのスタンプにしてしまうのもアリだろう。ただ合成してくれるパーツのバリエーションが、もう少し多かったらもっと良かったかな。
「筆まめ」「筆王」両方使ってみてどちらが良かったか
両方の年賀状作成ソフトを使ってみた率直な感想は、筆まめの方が良かった。個人的には年賀状のデザインを探す作業が面倒で、「年賀状デザインナビ」の機能が自分にもろ刺さった。写真を取り込まずに搭載されているデザイン済ませたいという、あまり時間をかけたくないという人にはおすすめだ。さらに宛名面も装飾できる「宛名デコ」機能も優れていて、人と違った年賀状を出したいというなら筆まめで決まりだろう。
→ 筆まめ
※筆まめ Ver.30では、ガイドムービーが追加され、5台のパソコンで使えるようになりました。
家族で使うなら5台のパソコンで使える筆王
個人的には筆まめのほうが好きだけれど、筆王だと5台のパソコンで使えるのはメリット。家族で複数のパソコンを使っているならコストを安く抑えることができる。1台しか使えない筆まめよりも安いのも特徴だ。また解説動画があり使い方に迷わないという安心感や、写真加工のしやすさなども購入の検討材料にしてみると良さそう。
→ 筆王
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