OMEN X by HP 17-ap000シリーズをレビューします。ハイスペックで圧倒的なパフォーマンスに、冷却性能も優れた頼もしいゲーミングノートPCです。
OMEN X by HP 17-ap008TX エクストリームモデルのスペック
OS | Windows 10 Pro(64bit) |
CPU | インテル® Core™ i7-7820HK プロセッサー(2.90GHz-3.90GHz, キャッシュ8MB) |
ディスプレイ | 17.3インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ(120Hz / 1920×1080 / 最大1677万色 / 300nit)NVIDIA® G-SYNC™ 対応 |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce® GTX 1080 グラフィックス(8GB) |
メモリ | 32GB(16GB×2)DDR4-2400MHz (最大32GB) |
ストレージ | 512GB SSD(PCIe NVMe M.2)+ 1TB ハードドライブ(7200回転) |
キーボード | OMEN X Dimming Function バックライトキーボード(日本語配列、テンキー、マクロキー付き) |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2 |
オーディオ | Audio by Bang & Olufsen、内蔵デュアルスピーカー DTS Headphone:X |
バッテリー駆動時間 | 約 5 時間 30分 |
サイズ | 425×327×36(最薄部)-40(最厚部)mm |
質量 | 4.51kg |
インターフェイス | HDMI 2.0 出力端子 × 1、Mini DisplayPort × 1、USB Type-C™ 3.1 Gen2 × 2 (Thunderbolt™ 3、電源オフUSBチャージ機能対応)、USB3.1 Gen1 × 3 (電源オフUSBチャージ機能対応)、ネットワークポート(RJ45)×1ヘッドフォン出力 / マイク入力コンボポート×1、マイク入力ポート×1 |
OMEN X by HP 17-ap034TX エクストリームプラスモデルになると、ディスプレイのリフレッシュレートが144Ghz対応。
OMEN X by HP 17-ap008TXの外観レビュー
天板にはOMENのロゴと、XラインのLEDランプで装飾されている。これらはOMENコマンドセンターから個々に色を変更することが可能。
画面は、滑らかな映像を可能にするNVIDIA® G-SYNC™ に対応した17.3インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ。
右側面に、SDカードスロット、USB3.1 Gen1 (電源オフUSBチャージ機能対応)、電源コネクター。
左側面に、セキュリティロックケーブル用スロット、USB3.1 Gen1 (電源オフUSBチャージ機能対応)、ヘッドフォン出力 / マイク入力コンボポート、マイク入力ポート。
背面に、排気口、ネットワークポート(RJ45)、USB Type-C™ 3.1 Gen2 × 2(Thunderbolt™ 3、電源オフUSBチャージ機能対応)、Mini DisplayPort、HDMI 2.0 出力端子、USB3.1 Gen1 (電源オフUSBチャージ機能対応)。側面のポート類は必要最小限にとどめてあり、背面に集約することで邪魔にならないよう配慮されている。
底面は中が見えるようになっていて珍しい作り。さらに全体の半分ぐらいがメッシュになっていて、冷却効率も考えられている。この三角形を多用したデザインは、ステルス戦闘機から着想を得ているという。
キーボードはカチカチ音がする、打ちごたえのある青軸のメカニカルキーボード。全キーロールオーバーアンチゴースト機能付きで、複数のキーを同時に押しても反応し、誤入力も防止されゲームには最適。またキーボードのライトはOMENコマンドセンターでカスタマイズ可能。
ゲームでよく使うWASDキーだけ目立つようにしたり、左端の6つのマクロキーを違う色にしたりとカスタマイズ性は高い。
OMENコマンドセンターを起動するショートカットキーがテンキーの上にあり、いつでも素早く起動できるのも特徴。
バッテリーは330Wと大きく、重量はコードも含めて1.2㎏以上ある。スペースがない場所だと置き場所に困るかも。
OMEN X by HP 17-ap008TXのベンチマーク
「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」で計測してみると、スコアは15503で非常に快適という結果が出た。設定を変更して解像度を1920×1080のフルHDで最高品質にしてみても、スコアは13198で非常に快適という結果になった。しかしあまり設定を良くしすぎても、ファンの音が大きくなるのでほどほどが良いかも。
色々カスタマイズができるOMENコマンドセンター
OMENコマンドセンターでは、色々なカスタマイズができます。LEDコントロールでは、キーボードのバックライトカラーをキー事に設定出来たり、天板などフレームのLEDも細かく変更出来たりと自由度が高い。Macrosでは、キーボード左に配置されたP1~P6の6つのキーに動作を割り当てられ、自動化したいときに便利な機能。
ネットワークでは、通信の優先度を設定することができ、ゲームに集中する環境の構築が可能。オーバークロックでは、ベンチマークを計測しながら必要なだけ上げていくことができるなど、様々な機能が詰まっています。
ノートパソコンでも冷却性能が高い
マイニングソフト「NiceHash Miner」を使って、フル稼働した時の発熱状況と静音性を確認してみました。OMENコマンドセンターで温度確認したところ、CPUマイニングを行うと90℃以上に上がってしまったので、GPUマイニングだけに絞ります。GPUだけで試すと、70℃ほどを維持してくれていた。ファンが回っているけれどフル回転ではないため、騒音レベルはそこまで大きくはない。
また、Xの付いていない違うモデルのOMEN by HP 17-an000シリーズと比較しても、冷却効率は向上しているという。ノートパソコンだと発熱が気になってしまうところだが、思っていたよりも冷却性能はしっかりしているようだ。
エクストリームモデルとエクストリームプラスモデルの違い
エクストリームモデルとエクストリームプラスモデルでは、リフレッシュレートに120Hzと144Hzの差があるだけであとのスペックは同じ。1秒間あたりどれだけリフレッシュ(画面を書き直し)するかという値で、数字が大きい方が滑らかに表現されます。対戦相手に圧倒的な差をつけたいなら、エクストリームプラスモデル OMEN X by HP 17-ap034TXにしておくべきかも。
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