Sonos Beam は、音声アシスタントに対応したテレビ用スピーカー。音質が良いだけでなく、セリフが聞き取りやすくなる機能や、夜間には音の強さを抑える機能など、テレビの視聴が快適になるサウンドバーです。
Sonos Beam に対応した音声アシスタント
Sonos Beam に対応している音声アシスタントはAmazo Alexsaになる。2020年中にはシステムアップデートにより、Googleアシスタントにも対応予定とのこと。レビュー時には対応していないけど、もう少しだと思うので期待したい。
Sonos Beam はシンプルなデザイン
寸法は、高さ68.5×幅651×奥行100mm、重量は22.8Kg。中央にSONOSのロゴがあるだけのシンプルなデザイン。
天板はマットブラックで、中心が緩やかに凹んでいる。前面から背面まで、メッシュの布で覆われているだけで、余計なものは一切ない。
操作盤はタッチ対応になっていて、ボタンなどの凹凸はなくすっきりしている。カラーは、ホワイトのバリエーションもあるので、部屋の雰囲気に合ったものを選択できます。
裏側には、ゴムグリップとウォールマウント用のねじ穴が2つ。Beamウォールマウントキットは別売り。
コネクターパネルは左から、電源コードを差し込むAC電源入力、接続ボタン、イーサネットポート、HDMIポート。めちゃシンプルな作りです。
付属品は、クイックスタートガイド、HDMIケーブル、光アダプター、AC電源コード。セットアップ方法などはSonosコントーローラアプリを使うので、細かな取扱説明書などはない。
Sonos Beam セットアップ
Sonos Beamのセットアップには、Sonosコントローラアプリが必要。ここではAndroid版アプリで試してみました。新しいSonosシステムの設定→ロケーションアクセス許可→アカウントの作成をしてから製品のセットアップに取り掛かります。取扱説明書がなくても、アプリのガイドに従い簡単に設定することができました。
※アプリの操作感はiPhoneでも変わりはなく、「既存のシステムへの接続」をすれば、家族で複数の端末から操作できそうです。
セットアップは製品ごとに行います。Sonos Boostを持っていれば最初に設定するようですが、持っていないので個別に製品を設定する。Sonos Beamが電源に接続されていれば、続けるをタップすると「近くに新しい製品が見つかりました」と表示されます。
この製品を設定する→Wi-Fi上でSonosを設定する→ネットワークを選択する→ネットワークのパスワード入力をしていく。
Sonos Beam の裏側にある接続ボタンを押して、チャイムが鳴るのを待つ→Beamが追加されました→使用する部屋を選択する。部屋の選択は、複数のSonos製品があるときに認識しやすくなるもの。はじめに「リビングルーム」と選択しても、後から「テレビルーム」などに変更することもできる。
次にホームシアターの設定となる。サブウーファーのSonos Subや、サラウンドとして設定できるスピーカーがあればここで追加する。後からいつでも追加できるので、今はしない→続けると進む。最後にアップデートを確認して初期設定は終了。
テレビをつなげる
テレビにつなげるには、ARCに対応したHDMIポートに接続する必要があります。対応していないHDMIにつなげても音が鳴らないので注意です。もしない場合には、ARCポートが見つからないを選択する。
付属の光オーディオアダプターをHDMIケーブルに挿し、テレビにつなぐことでも対応できる。自分の環境では、ARCポートはあるけれどHDMIポートがふさがっているので、この方法にしました。光オーディオケーブルでの接続の場合、テレビの音量をミュートにする必要があるようです。テレビによって設定方法が違うのかもしれないですが、音が出たままだと反響音のようになってしまいます。もしうまく消せない場合は、イヤホンを差し込んでおくのが手っ取り早いかも。
テレビのリモコンを同期する
次にリモコンの設定。Sonos Beamに向かって、リモコンの音量ボタンを押すだけで設定完了。これをしないとサウンドバーの置き方によっては、テレビ側のレシーバーをふさいでしまい反応が悪くなる。
※HDMIで設定した時にはリモコンの設定は表示されなかったので、後からアプリの設定→システム→製品Beam(部屋の名前)→リモートコントロールの設定から行う必要があるのかも。またアップデートなどにより、多少変わるかもしれないので参考程度に。
音楽サービスの追加
アプリの設定→サービス&音声→音楽&コンテンツのサービスを追加する。接続できるサービスはたくさんあるけど、よく使うのは、Google Play Music、Spotify、Amazon Music、Apple Music、YouTube Musicの5つぐらいだろうか。
Google Play Musicの定期購入をしているので、Sonosに追加してみました。アカウントを承認するためのコードが表示されるので、それをコピーし次のページで張り付けます。「SonosでGoogle Play Musicを聴けるようになりました このアカウントの名前を入力してください。別のGoogle Play Musicアカウントが追加された場合のみ使用されます。」ということで入力しておく。これは後から変更することができます。
これでアプリの参照にGoogle Play Musicが追加されました。ここから登録しているプレイリストなどの再生ができるようになります。Google Play Musicのアプリ側からでも、キャストすることで再生もできました。またiPhoneであれば、設定することなくAirPlayで再生することも可能です。
音声アシスタントの追加
アプリの設定→サービス&音声から追加します。レビュー時ではGoogleアシスタントには対応していないので、Amazon Alexsaの設定となります。細かな設定にはAmazon Alexsaアプリをスマートフォンにインストールして行います。アプリでミュージックサービスをリンクできるので、Sonosで対応していないAWAやうたパス、dヒッツなどを使っている人はここで設定すると良いかも。
Sonos Beamのタッチパネルで、マイクアイコンの上にある白いランプが点灯している状態なら、音声アシスタントが有効な状態。マイクアイコンをタップすると消灯し、音声アシスタントを無効にもできます。
Sonos Beam のタッチ操作方法
タッチパネルの操作方法はクイックスタートガイドに記載があります。タップで再生や停止だけでなく、スワイプして曲送りなどの操作に対応しているけど、アプリやリモコン(音量)で操作できるので、ほとんど触ることはないと思います。
テレビの音が聞きやすくなる機能を搭載
Sonos Beamは音質が良いだけでなく、テレビの音が聞き取りやすくなる機能も搭載している。アプリから部屋をタップして、対象のアイコンをタップすると、それらの機能が有効になります。テレビを視聴している環境や、大きな音が気になる時間帯でも、快適に楽しめる便利な機能です。
スピーチ強化機能
右側にあるアイコンは、スピーチ強化。オンにすると、人の声が聞き取りやすくなるため、内容がしっかり入ってくる。明らかに違うので、この機能は常にオンにしていても良いかもしれない。
ナイトサウンド機能
左側の付きのアイコンをタップするとナイトサウンドがオンになる。音量が低いとき、静かなサウンドは大きくなり、大きなサウンドは抑制されます。夜間に音が気になるときにはオンにすると安心して視聴できる。
※夜間に音楽を聴くときにはナイトサウンドは使えないので、イコライザーで低音を下げると良いかもしれない。アプリの設定→システム→製品→サウンドのEQから。
音声アシスタントが使いやすいメリット
テレビのサウンドバーが音声アシスタントとして使えると、呼びかけたときにテレビの音量を下げて応答してくれます。他のスマートスピーカーの場合では、テレビの音を拾ってしまうこともあるため、これはメリット。
また対応モデルのテレビであれば、電源のオンオフ、音量調節もできるようです。ただし、CEC機能をサポートするテレビのHDMI-ARC入力ポートに接続される必要があります。便利な機能なのに、手持ちのテレビでは試すことができなかったのが残念なところ。
ワイヤレスで拡張できるのも魅力
Sonos Beamは、他のSonos製品をワイヤレスで接続し、さらに拡張できるのも特徴。一度使ってみると快適なので、家庭内のサウンドシステムをSonos製品でそろえてみたくなる。Sonos Beamが気に入ったら徐々に追加していっても良いし、ウーファー+サラウンドの5.1chセットや、テレビと一緒に購入できるお得なセットもあるようなので、リンク先を確認してみてください。
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