
SOUNDPEATSから3モデル目となるイヤーカフイヤホン「Clip1」のレビューです。今回のは高音質コーデックLDACに対応し、前モデルから音質が大幅に向上しています。
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製品概要
前モデルのUUイヤーカフと比較して、SOUNDPEATS Clip1はLDAC対応により音質が大幅に向上しました。デザインは一新され、スピーカー側のケーブル接続部分が外側に飛び出す独特の形状となり、他にはない個性的なアクセントになっています。加えて、充電ケースのバッテリー容量が強化され、イヤホン単体と合わせて最大40時間のロングスタミナを実現。日常使いでの利便性も大きく向上した。
製品仕様
| 形式 | イヤーカフ型のオープンイヤー |
| Bluetooth | バージョン5.4 |
| 対応コーデック | LDAC AAC SBC |
| 防水規格 | IPX5 |
| 再生時間 | 8時間(イヤホンのみ) 40時間(充電ケース併用) |
| ワイヤレス充電 | 非対応 |
| マルチポイント | 対応 |
| 専用アプリ | PeatsAudio |
| 重量 | イヤホン片側:約5g 充電ケース込み:約55.5g |
| 価格 | 9,980円 |
外観チェック


ケースは少し大きめ、蓋にSOUNDPEATSのロゴ、前面にインジケーターがあります。付属しているのは、ステッカー、ユーザーガイド、専用アプリの案内、短いUSBコード(Type A to C)。


背面にペアリングボタンと充電コネクタ。差込口には少しくぼみがあり、USBケーブルの形状によっては挿しにくそうなデザインです。


ケースは開けやすく、イヤホンも取り出しやすい設計です。左右対称で気にせずに収納できるのも快適。しかも、装着した耳を自動で判別してくれる機能付き。


スピーカーとバッテリーユニットをケーブルでつないだイヤーカフデザイン。ケーブルが外側に飛び出して結合しているのが特徴的です。操作はタッチ対応で、バッテリーユニットやケーブルなど全体で反応する。
装着感は文句なし

耳を挟み込むイヤーカフタイプは、差し込み型のイヤーカフと違い外の音を気にしながら使えるという特徴があります。そのため、騒がしい環境に向かないのですがスポーツ時やながら聴き用のイヤホンとして最適です。耳をふさがないので耳の負担も少なく、付けているのを忘れてしまうぐらい快適で、激しい運動でも落ちることはないでしょう。いろんなイヤーカフイヤホンを試した中で「結局はこの形が一番しっくりくる」という安定感を感じました。
専用アプリ「PeatsAudio」

「PeatsAudio」という専用のアプリが使えます。接続すると、Dolby Audio、ダイナミックEQ、LDACなどの機能を使えるのでインストールしておきましょう。右上の≡メニューには、ファームウェアアップデート、排水機能、イヤホンを探すなどもあります。

下側メニューの中央のアイコンをタップすると、イコライザーのカスタマイズができます。10個のプリセットとカスタムイコライザー、それに自身の聴力に合わせた適応型(アダプティブ)EQというのもある。プリセットには、読み上げ人声強化というのもあるので、オーディブルなどの音声コンテンツも聴きやすくなる。ただ好みの問題もあるので、Dolby Audioのムービーモードなどと聴き比べてみると良いです。
操作方法

ホーム画面のカスタムキーから操作方法をカスタマイズできます。割り当ては、左右それぞれダブルタップとトリプルタップ設定可能。長押しで操作できる機能はなかった。以下はデフォルトの機能。
| 左耳をダブルクリック | 再生/一時停止 |
| 右耳をダブルクリック | 再生/一時停止 |
| 左耳をトリプルクリック | 前のトラック |
| 右耳をトリプルクリック | 次のトラック |
リセット方法
専用アプリ「PeatsAudio」の右上≡メニューからリセットができますが、アプリが使えない状況でも方法はあります。イヤホンを充電ケースに収納し、蓋を開けたままボタンを10秒長押しするとケースのランプが赤く点滅して完了。
LDACの有効化で音質向上

音質については、高価格帯のイヤホンと比較してしまうと高域がザラつくというか鮮明さに欠けるところが少しだけあるのだけれど、LDACを有効化するとそれも改善され明瞭になりました。イヤーカフイヤホンなのでそこまで音質を求める人は少ないと思うけど、予想以上に良かったです。ただし残念なことに、LDACモードと他の機能は同時に使えないという制限がある。マルチポイントも使えなくなるため、静かな環境で音楽に没頭するならいいと思います。
それと切替には電源が切れるため、充電ケースに戻さないといけないのは面倒。あと当たり前ですが再生する端末自体がLDACに対応している必要もあります。
再生時間の検証
| 1時間 | 100% |
| 2時間 | 90% |
| 3時間 | 70% |
| 4時間 | 60% |
| 5時間 | 50% |
| 6時間 | 30% |
| 7時間 | 30% |
| 8時間 | 20% |
音量は静かな環境では少し大きい50%で、機能等はデフォルトのまま再生時間を計測しました。バッテリー残量表示は、スマホのBluetoothに表示されている数値のため目安程度としてください。はじめの1時間は100%から減らなかったです。8時間経過後には30分程度で停止しているのを確認した。仕様通りですが、8時間もの長時間再生ができたのはすごいです。※LDACやダイナミックEQなどを有効化すると消費電力は多くなります。
充電時間についても高速でした。15分で60%まで回復、30分後に確認したら100%になっていました。再生時間についてはトップクラスの性能です。
UUイヤーカフとの比較


前モデルのUUイヤーカフと比較すると形は似ているけれど、ケーブルのアクセントが良いデザインになっています。ただマットな質感になったため少し安っぽい印象は受ける。音質は段違いに向上し機能面もアップグレードしたが、物理ボタンからタッチ操作になったので好みが分かれそうだ。それとケースが大きくなったのも人によっては気になるかもしれない。しかし取り出しやすさやバッテリー性能は抜群です。定価の価格差3,800円の価値は十分に感じられるでしょう。
気になったところ
- 充電ケースが大きい
- 充電の差込口がやや窮屈
- LDACに対応させるとマルチポイント非対応になる
バッテリー性能が素晴らしいので、充電ケースの大きくなってしまうのはい方がない。LDACは期待していた機能なだけに、マルチポイントはトレードオフとなってしまうのは残念な仕様でした。とは言え、イヤーカフタイプにそこまでの音質を求める必要はないので、ながら聴き用デバイスとしてなら十分でしょう。
総合評価
1万円以下という購入しやすい価格でありながら、音質や装着感、対応している機能にバッテリー性能は文句無しでした。気になるところはいくつかあったので、それをクリアできるのであれば購入して後悔しないイヤーカフイヤホンです。



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