
オートメモ S をレビュー用に提供いただいたので、いろいろ検証してみました。アップデートで機能も改善されています。提供元:ソースネクスト
ソフトウェア・ファームウェアアップデート
アップデート配信日 : 2022年2月24日(木)より
ソフトウェアバージョン:1.0.4
ファームウェアバージョン:1.3.8
- Bluetooth機能を追加
- スリープ時間設定に「スリープなし」を追加
- Wi-FiのON/OFF機能を追加
アップデートを適用することにより機能が追加されます。さらに細かな修正のアップデートもあり、記事作成時の最新バージョンは以下。
アップデート配信日 : 2022年3月24日(木)より
ソフトウェアバージョン:1.0.6
ファームウェアバージョン:1.4.0
Bluetooth機能を追加

ソフトウェアの更新をすると設定画面にBluetoothアイコンが表示されます。アイコンをタップしてワイヤレスイヤホンと接続すると、聞くだけでなくマイクにも対応する。イヤホンの性能にもよるけれど、ノイズキャンセリングが効いて雑音を除去してくれました。ただ試したイヤホンでは音量が小さく、大きめの声で話した方が文字起こしの精度は上がりそうです。
スリープ時間設定に「スリープなし」を追加
スリープ時間設定に「なし」が追加されました。最大10分までしかなかったので、常時表示をしていたいときは「なし」に変更することで対応できる。ただし電池の消耗には注意。
Wi-FiのON/OFF機能を追加
Wi-Fiのオフができるようになったので、アップロードを制限できます。文字起こしの時間を制限したいときに便利かもしれない。
100時間チャージが追加

録音時間が足りないという要望があったのか、100時間チャージ1回14,000円というのも追加されました。それと、今回検証のためプレミアムプランに加入してみたところ、4/30 23:40に残り時間の期限が切れるという表示を確認できた。これは文字化できる残り時間のことで、すでに録音してテキスト化したものは期限が切れてからでも確認できます。期間は1か月という認識ではなく、申し込んだ時間からきっちり30日となるようです。
公式サイト→文字になるボイスレコーダー「AutoMemo」
音声付き動画の文字起こし

ボイスレコーダーをお使いの皆さんボイスレコーダーって聞きたいところを後から探すの面倒ですよね。
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公式サイト文字になるボイスレコーダー「AutoMemo」にある音楽付き動画の文字起こしを試してみました。オートメモがオトメモやオートmemoになったりしてますがしっかり認識している。話し方にもよるので、できるだけはっきりしゃべった方が文字起こし精度は上がります。

次に、Meeting Owl Pro(ミーティングオウル プロ)の少し騒がしめの動画で試してみました。左側はスピーカーで、右側は有線で録音しています。オートメモの動画のようにはっきり話しているわけではないため、認識できていないところがありました。有線で録音することで文字起こししやすくなるようです。

動画の文字起こしするときには有線の方が精度を期待できるかもしれません。ただし有線でつなぐと音が聞こえないため、あらかじめ音量は調節しておくこと。リモート会議をPCとスマホでログインして、どちらかを録音用に接続するという方法もあります。
※Bluetoothを接続していると有線接続は機能しないようです。
文字起こしアプリと比較
いろんなアプリと文字起こし精度を比較してみました。使ったのは同じオートメモの動画です。スマホ側のマイク性能によっても違うと思うので参考程度に。
「音声文字変換&音検知通知」と比較

Googleの文字起こしアプリ「音声文字変換&音検知通知」と比較してみました。このアプリは音楽が入ってしまうと認識力は落ちてしまうようです。他の音ある環境下であってもオートメモ Sの方が認識力が良いということがわかりました。
Notta(ノッタ)と比較

「Notta-音声の録音と文字起こし・AI音声認識アプリ」と比較してみました。オートメモが乙女になるなど一部違うところがありますが、文字起こし精度は良さそうです。オートメモ Sと同様に、検索などの機能があり充実している。しかし、無料版だと使える機能に制限があり、時間も1つの録音は3分まで、合計120分試せます。しっかり使うなら有料版でないと意味がないかも。プレミアムプランは月30時間、料金は、1か月1,500円、12か月10,600円。100分490円で追加購入も可能。
Transkriptorと比較

「音声をテキストに書き写す」Transkriptorと比較してみました。このアプリの文字起こし精度は、かなり優秀でした。ただし処理速度は、オートメモと比較すると時間がかかるようです。無料では1つ5分まで最大100分試すことができ、有料プランが2つ用意されています。月5時間1,150円と、月50時間2,880円、オートメモよりも割高。
Googleドキュメントの音声入力と比較

Googleドキュメントの音声入力機能とも比較。動画を再生してからツールを起動して試します。AIが恋愛となったり、一部認識できていないところもありますが、Googleの文字起こしアプリと違い音楽のある動画でも文字起こしができました。デバイスの性能差なのかも?あと読点や句読点は入りません。
この他にもいくつか試してみましたが、良さそうなアプリはなかったです。特に無料のものはあまり文字起こし精度は良くなかった。有料アプリであれば文字起こし精度のよいものはあります。しかし、その他の機能面も比較するとオートメモ Sの方が便利に使えそうです。
オートメモ S の方が便利なところ

オートメモ Sの画面とアプリに表示される機能の表示順は違うけれど同じことができます。※改行頻度はアプリのみの機能。
検索で聞きたいところを探せる
録音した音声の一部だけ聞きたいときには検索機能が便利で、テキストを入力して聞きたいところを探せます。保タイトル編集やブックマークをしておくこのも可能で、保存されている音声ファイルが増えても問題なく対応できる。
再生しているところを読める
音声を再生したときに、テキスト化された文字を追ってくれるため、どこを再生しているのか認識しやすい。その逆に、テキストの場所をタップしてそこから再生することも可能。再生中には自動でスクロールしてくれるのも便利。
再生速度は6段階
再生速度は6段階の変更が可能。
- 0.5倍速
- 0.75倍速
- 1.0倍速
- 1.25倍速
- 1.5倍速
- 2.0倍速
共有機能も充実
設定からあらかじめ共有設定をしておけば、録音した音声のダウンロードリンクと文字起こしでテキスト化したものをメールに送ったり、クラウド連携も可能です。対応しているクラウドサービスは3つ。
- Dropbox
- Googleドライブ
- OneDrive
オートメモ Sの使いにくいところ

個人的な感想ですが、改めて使ってみると録音ボタンが物理ボタンではなくタッチ操作なのが使いにくかった。タッチ操作ならば、前面はすべてディスプレイにして大画面で操作したいところ。そうなれば、アイコンを大きくするなどUIの改善もできそうな気がする。とはいえ、前モデルのスティックタイプのものよりは圧倒的に使いやすいです。
まとめ
以前オートメモ Sのレビューした時より、ソフトウェアアップデートに機能が改善されていました。文字起こしについても、音楽のある動画からでも文字起こしができることを確認。有線でつなぐことで文字起こし精度は良くなるようで、いろんな使い方ができそうです。
公式サイト→文字になるボイスレコーダー「AutoMemo」
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