モレキュルAir Mini+ 購入レビュー!持ち運びやすさと掃除不要が決め手

空気清浄機 Molekule(モレキュル)Air Mini+のレビューです。購入の決め手は、持ち運びやすいコンパクトさと、PECOフィルターを交換するだけの掃除が不要なところ。

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PECO(ペコ)フィルター搭載のウイルス清浄機

モレキュルに搭載しているPECO(ペコ)技術は、一般的な空気清浄機に搭載しているHEPAフィルターの1/1000まで小さい物質も除去してくれるとのこと。

  • HEPAフィルター:0.3μmの粒子に対して99.97%以上捕集
  • PECOフィルター:0.0002μm~0.002μmのVOCの分子も分解、除去

空気がPECOフィルターを通過する際に、表面の光触媒が反応し、さまざまな物質の分子を分解。これにより、カビや細菌、0.3μmよりも小さいウィルスまでも除去できるようです。

さまざまな物質の除去テスト

  • 浮遊ウイルスを90分99.96%除去
  • 花粉を10分で79%除去
  • VOCを90分で検出不能レベルまで除去
  • ハウスダストを20分で82%除去

VOCは、揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds)の略称で、ガソリ             ン、シンナー、塗料、接着剤などに含まれる トルエン、キシレン、酢酸エチルなどが代表的な物質。光化学スモッグの原因物質の1つとされます。

モレキュルAir Mini+開封

ソースネクストから購入すると、モレキュルAir Mini+の箱がぴったり入る段ボールで送られてくるようです。そこから箱を取り出すと、しっかり封印がされていました。

箱を開けるとセットアップ方法と操作についてのスタートガイドが入っています。なぜか「本製品はWi-Fi機能を搭載していますが、日本国内では使えません。」と記載がある。

その下には、取扱説明書などの冊子類。ユーザー登録カードに記載されているシリアルコードを、ソースネクストのマイページから製品登録すると100eポイントもらえます。

蓋を取り外すと、本体が袋の中に入った状態で収まっていました。

この袋はごわごわな硬めの素材で、使いまわすことはなさそうな気がする。

モレキュルAir Mini+外観

シンプルなデザインで、正面に小さくロゴがある。カバーと土台の間から360°空気を取り込む構造で、一般的な空気清浄機とは違う。電源ケーブルは背面から延ばせます。

背面の電源ケーブルが出ているところに粒子センサーがある。このセンサーの測定結果をもとに風量を自動調整し、最適な空気浄化を行ってくれるようです。

革製のハンドストラップが特徴的なデザイン。ただ、本体サイズはイメージしていたものよりも大きかったため、片手で持つとかなり斜めに傾きます。置くときに両手を使うことになるので、モレキュルAir Proと同じ両サイドにまたいだストラップの方が良かったかも。

上部もシンプルで、中央の窪みをタッチ操作するだけ。電源を入れるとランプが点灯します。空気の循環は、下から取り込み、フィルターを通して上部に放出する仕組み。

コードは底部に4周ほど巻き付けてあり、長さを調整できるのは便利なところ。最大137cmまで伸ばすことができるが、持ち運びを考えるとそこまで長さを使うことはなさそうだ。

モレキュルAir Mini+セットアップ

上部のカバーを少し下に押し付けながら回して外します。下の土台まで回ってしまうときは、滑りにくいところで試すと良いかも。中のフィルターにはフィルムがかぶっています。WARNIGとありますが、薄いフィルムが鼻や口を塞いでしまう恐れがあるため赤ちゃんや子供からは遠ざけてという注意書きです。

フィルターの下はとてもシンプル。中央の電極はカバーの中心部分と接触して動作する仕組みのようです。

フィルターは乗せるだけですが、弱めの磁力で付いてくれます。

カバーをひっくり返してみると中心に接触面があり、柱の部分にはランプのようなものが配置されている。おそらくこれが空気を浄化する光触媒となるのだろう。

土台に赤い三角の目印があり、これを中央に合わせてカバーをはめ込む。これだけでセットアップは完了。

インジケーターの見かた

電源を入れると、フィルターの状態を色で確認できます。白い点滅でチェック中、緑に変化で正常、しばらくすると消灯します。問題があるときには赤になる。運転中でもフィルターの推奨交換時期が近付いているとオレンジに点灯するようです。中央のボタンも4段階の色で空気のクリーンレベルを確認できます。

  • 緑:良好
  • 黄:やや悪い
  • 赤:悪い
  • 青:とても悪い

中央ボタンをタップで5段階の風量調整と自動の切り替え。クリーンレベルが悪化している場合はファンの速度を上げてくださいと書いてありましたが、自動運転モードは、最適なファンの速度に自動で調整してくれるため、常に自動にしておくのが良さそう。

運転音は静か

騒音レベルは、最低-20.7dBa、最高-59.6dBaと公式サイトに記載があります。説明書には、運転音(dB)39-62と違う数値。最大風量にするとそれなりの騒音になるが、よほど空気が汚れているとき以外はそこまですることはないと思う。基本的には24時間稼働させておくので、自動運転モードで静かな動作音のまま維持してくれています。

モレキュル専用アプリ

モレキュル専用アプリ「Molekule Air Purifier(モレキュル・エア・ピュリファイヤ)」から操作することもできます。

アプリをインストールしたらアカウントを作成。メールアドレスの認証等がなく、後から変更できそうな項目も見当たらなかったので入力は間違えないように。

デバイスのセットアップから対象のデバイスを選択。自分が購入したのはAir Mini+。

スマートフォンのWi-Fiを有効にした状態で、接続します。少し読み込みに時間がかかるようです。

次にWi-Fiに接続するのですが「デバイスへの認証情報の設定に問題があるようです。」と表示され、再試行しても接続できなかった。モレキュルAir Mini+の中央ボタンを10~15秒長押しでリセットできるので、何度試してみても同じ。サポートに問い合わせてみたところ以下の回答をいただきました。

<Molekuleの再セットアップ>

1.Molekuleアプリから、ご使用中のMolekuleデバイスを削除してください。

2.Molekuleアプリから、アカウントのサインアウトを行ってください。

3.ご利用端末からMolekuleアプリをアンインストールしてください。

4.ご利用端末を再起動してください。

5.Molekule本体をリセットしてください。

 ※「Mini+」のリセット方法は以下の通りです。
・本体上部パネルのボタンを15秒ほど長押しします。

6.ご利用端末にMolekuleアプリを再度インストールしてください。

7.Molekuleアプリにご利用アカウントでサインインの上、
 Molekuleを再セットアップしてください。

OPPO Reno5AとiPhone SEで試しても状態は変わらず、試しにPixel5aでやってみたところすんなり接続。端末の相性なのか、原因は特定できませんでした。

接続できるとデバイスに名前を付ける項目が表示されます。名前は、複数のモレキュルを使うときに認識しやすくするものなので何でもよい。次にアンケートに答えて接続完了です。

アプリのデバイスから風量や自動運転モードの切り替え、その他からデバイスを選択し待機状態からオフが主な機能。クリーンレベルとPECOフィルターをタップすると詳細を確認できます。外出先からのオンオフもできますが、基本的には24時間つけっぱなしなのであまり使わないかも。アプリの読み込みも遅いため、PECOフィルターのパーセンテージを確認するくらいだろうか。

持ち運びやすいコンパクトサイズ

基本的には、床置きではなく卓上で使用するタイプとなります。思っていたよりも少し大きかったですが、片手で持てるサイズというのは魅力。持ち運びやすいため、部屋ごとに空気清浄機を設置しなくても良くなる。ただ持ち運びが面倒だったり、住環境にもよるので、使い方をイメージできないなら据え置きでも良いと思います。

半年に1度のフィルター交換

メンテナンスは半年に一度フィルターを交換するだけ。ほぼ手入れ不要というのも購入の決め手となりました。自動掃除機能付きやフィルターの寿命が10年といった空気清浄機もありますが、ほんとにそんなに持つのかは疑問。どんな状態かは認識しにくいため、もしかしたらカビや菌をばらまくだけの機械になってしまうかもしれない。ランニングコストは高くなるけど交換してしまった方が衛生的に安心だと思う。

フィルターコスト

PECOフィルターの稼働時間が、累計4384.8時間(1日24時間稼働し続けると182.7日相当。1日12時間なら約1年)に達すると自動停止し、汚れたまま使えないようになっています。インジケーターは、交換時期が近付くと赤く点灯し、そのまま使い続けると点滅してスタンバイモードになるようです。

  • Air Mini+ 専用PECOフィルター:8,140円
  • Air Pro 専用PECOフィルター:13,750円

1週間使ってみたところ、アプリのPECOフィルターの状態が96%になっていました。空気の汚れ方にもよりそうだけど、ちょうど6か月ぐらいは持つ計算になる。半年ごとに交換するコストをしっかり理解して、予算内で収まるか検討するのが良いかも。

モレキュルAir Proと比較

モデルAir Mini+Air Pro
適用面積10畳33畳
サイズ高さ30.48cm
幅20.98 cm
高さ58.6cm
幅27.8 cm
重さ3.3kg10.38kg
消費電力最低—20W / h
最高—55W / h
最低—26.7W / h
最高—124W / h
騒音レベル最低— 20.7dBa
最高— 59.6dBa
(日本JEM試験結果)
最低— 33dBa
最高— 64dBa
(Molekule社試験結果)
販売価格79,970円179,850円

モレキュルAir Mini+は個人用で、モレキュルAir Proはオフィスや店舗用になると思う。自分の場合は花粉対策のため24時間稼働させていますが、飲食店などでウィルス対策として使用するなら営業時間内だけの稼働で良さそう。その場合だと、フィルターの交換時期は長くなりコストは少し抑えられる。

公式サイトなら30日以内100%返金

公式サイトで購入するメリットは、30日間返金保証の対象になるところ。発送後30日以内なら気に入らないという理由でも100%返金してくれます。返品条件は以下のもの。

  • 専用フォーム からお申し込みが必要
  • ご購入が確認できるものがあること
  • 同梱物等すべてのご返却
  • 著しく製品が破損、故障していないこと
  • 銀行振込でのご返金
  • 日本国内の在住
  • 専用フィルター単体は対象外

アプリがなかなか接続できなくて返品も考えましたが、結局は接続できたしあまり使うことがないため、そのまま使っていこうという結論に至りました。安いものではないため返金保証制度があるのは安心材料です。

それと、30日以内であれば5年間の延長保証サービスに加入もできます。購入時には加入しないで後からということも可能で、本体購入時に還元されるソースネクストeポイントも賢く使えます。

モレキュルAir Mini+総評

正直なところ、どの程度浄化してくれているかは計測できないため、公式サイトに記載されているテスト結果を信じるしかない。もともと花粉対策で検討していたものなので、コンパクトさとメンテナンスのしやすさを重視して購入しています。使ってみた感じでは、本体価格やランニングコストを気にしなければ満足なレベルにはなるかと。

デメリットはやはり価格。半年ごとのフィルター交換は安心材料になるため高くは感じないが、本体価格はもっと安くても良いと思う。後はアプリの接続と読み込みが悪いことぐらいだろうか。個人的には24時間つけっぱなしなのでアプリを使うことはなさそう。

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