オートメモ S 画面が付いて読めるようになったAIボイスレコーダー

録音した音声を自動文字越しをしてくれるAIボイスレコーダーに画面の付いたAutoMemo S(オートメモ S)が登場。アプリと連携しなくても、そのまま読めるようになった。

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スティックタイプと比較

オートメモオートメモ S
型番AM1WHAMSWH
サイズ約130×41×12mm92×54×12mm
重量約86g約88g
メモリ8GB
約30時間
16GB(ROM)
1GB(RAM)
ディスプレイ2.83インチ / 480×640px / タッチパネル
電池容量1400mAh1800mAh
録音時間約5.5時間16時間
本体価格19,800円24,800円
料金プラン毎月1時間:無料
プレミアム30時間:月額980円
10時間チャージ:1回1,480円
毎月1時間:無料
プレミアム30時間:月額980円
10時間チャージ:1回1,480円

スティックタイプのオートメモは録音のみのシンプルな端末で、音声や自動文字越しはアプリと連動して確認する必要がありました。オートメモ Sではディスプレイを搭載し、アプリがなくても読めるよう便利になった。音声データはWi-Fiでアップロードするため文字越しの精度は同じですが、画面が付いていると何かと使いやすい。

公式サイト:文字になるボイスレコーダー「AutoMemo」

オートメモ S 外観

オートメモ Sのサイズは、だいたいポケトーク Sと同じくらい。

下部の丸い部分をタッチすると録音と停止。左側面には何もなし。

背面はシンプルで、オートメモとソースネクストのロゴ。右側面に電源ボタンがある。

下部の左側にイヤホン端子、中央に充電用のUSBType-C、右側にマイク端子。ちなみにスティックタイプはマイク端子のみで聞くことはできなかった。

上部にマイクとスピーカーが搭載されています。

同梱物は、USBケーブル、ACアダプタ、製品登録ハガキ、保証書、取扱説明書。

オートメモ S 充電について

ポケトークと同じサイズ感だったので、クレードルに挿してみたところしっかり充電できました。付属の充電器以外でも充電できますが、Type-C to Type-C ケーブルを使うと充電できないようです。スティックタイプのオートメモもポケトークも同じ仕様で、Type-A to Type-C ケーブルを使う必要があります。

オートメモ S 初期設定

電源を入れるとセットアップ画面になります。画面をタッチ操作でWi-Fiの設定。利用規約に同意して、GoogleもしくはAppleでログインします。

次にプラン選択画面。オートメモを使ったことがあるため、同じアカウントでログインしたら無料のベーシックプランが適用されていました。通常はバナーが2つになるかと思います。新規アカウントか、以前に無料キャンペーンを利用していなかった場合には、2022年3月31日までにプレミアムプランに申し込むと3が月無料で使えます。

アプリ連携

アプリ連携は、スティックタイプの時のような設定は必要ないようです。同じアカウントでログインすることで同期されていました。そのため、アプリの端末設定には表示されません。複数のオートメモを使うときは、名前を変えることでどちらの端末で録音したものかを認識しやすくなります。オートメモ Sの場合は、設定→情報→端末情報から変更する。

オートメモ S 使い方

下部にある丸い部分をタップすると録音開始。物理ボタンではなくタッチ操作で、画面が点灯しているときにしか反応しません。停止するときはもう一度タップ。誤操作を防止するため、画面のOKをタップするまで停止しない。録音中は、画面内の下部中央にブックマークボタンがあり印をつけておくことができます。

録音履歴画面の左下に設定。自動テキスト化のオンオフや言語設定、再生音量などがあります。右下にあるのは検索機能。月毎やお気に入り、テキスト検索にも対応する。

Wi-Fiに接続されていて自動テキスト化がオンの状態であれば、録音後しばらくするとテキスト化されます。右上の設定から、検索や再生速度の変更、分割機能などの備わっている。

オートメモ Sの画面内で、オートメモアプリの機能が使えるようになった感じです。アプリは必要なくなるが、大きい画面で確認できるため連携しといても良いと思う。

オートメモアプリと違うところ

画面が付いたことにより、画面ロック機能が追加されています。4桁のパスコードを入力してロック解除する仕組み。

それと、アプリでは対応していないのが、左にスワイプしてお気に入り登録。今後の対応しそうな気もしますが、違いはこれくらいだろうか。ちなみに右からスワイプは削除。

リモート会議やオンラインセミナーの録音

オーディオケーブルを使うことで、リモート会議での録音にも対応します。ただし、マイクが使えなくなるため、スマホやタブレットを使い2画面で参加すること。公式サイトでは会話用にスマホやタブレットを使うとありますが、逆に録音用にスマホを使えばいいと思う。

オンラインセミナーであればマイクを使う状況は少ないため、イヤホンスプリッターを使うことで聞きながら録音できます。YouTubeの音声をテキスト化したいときにも使える。

イヤホンスプリッターは、ダイソーで購入できます。4極のマイク対応ですが、4極ケーブルを使ったとしてもオートメモ Sを接続するとマイクは機能しなくなる。それと、オートメモ Sの左下にイヤホン端子もありますが、これは再生時に機能するもので、録音時には聞くことができない。

文字起こしの精度が向上

AIによる音声認識が進化して、文字起こしの精度が大幅に改善されたようです。正解率は75%から90%になり、自然な位置に「、」や「。」が入るようになったとのこと。公式サイトに、インタビュー(2人)、フランクな会話(4人)、リモート会議(4人)の3タイプのサンプルがあるので、どのくらいの精度なのか参考にすると良いと思います。

公式サイト:文字になるボイスレコーダー「AutoMemo」

オートメモ S 総評

オートメモ Sは、画面が付いて読めるし聞けるし便利になった。スティックタイプより5,000円高くなるけど、使いやすさを重視するなら悪くない。あえてデメリットをあげるとするなら、画面内のアイコンが小さいため誤操作を起こしやすい。UIを改善するか、画面を大きくして録音ボタンを画面内もしくはサイドに配置してしまえば良さそうな気もします。

以前レビューしたスティックタイプの記事では、いろいろな検証しているので参考に。アプリはバージョンアップして機能が追加されています。

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