ワイヤレスゲートSIMを使いマクドナルドでデザリングしてみた

ヨドバシオリジナルワイヤレスゲートの480円SIMでは、通常ドコモの端末ARROWS X F-10Dではデザリングができないものですが、アプリ「Easy Tether」を利用するとUSB接続でデザリングできることがわかりました。

ヨドバシの480円SIMでもアプリでPCとデザリング可能！「Easy Tether」

480円のSIMだと使い放題ではあるが下り最大250kbpsと通信速度に制限があるので、デザリングをしてもストレスになるかもしれない。ただ、非常用として使えるという安心感はもちろんある。しかし「Easy Tether」を使うと接続切り替えが行われず、Wi-Fiを拾っている状態でもデザリングができてしまう。これを使わない手はないです。

マクドナルドの公衆無線LANで試す

ワイヤレスゲートのSIMを契約していると全国40,000ヶ所以上の公衆無線LANサービスを無料で利用できるという特典がある。とりあえず近くにあるマクドナルドで、BBモバイルポイントが利用できるようなので試してみました。

ワイヤレスゲートの専用アプリから利用できるところを検索することができます。アイコンをタッチするとその店舗の営業時間や提供している場所などが表示される。都会のマクドナルドなどでは多階層になっているところもあるので、そういったところでは２Fや３Fなど表示されるようです。電波の届く範囲がそれほど広くないようなので、席によっては繋がりづらいかも。

ワイヤレスゲートの設定

ワイヤレスゲートを利用する上での初期設定はほとんどない。端末のWi-Fi機能をONにしておけば、専用アプリが自動で接続してくれる。

利用条件としては以下の3つだけ

1. SIMを契約中で開通している
2. 専用アプリがインストールされている
3. Wi-FiがONになっている

勝手に「ログイン済み」となるのでとても簡単。接続されない場合には、[BB]という札（おそらくあるはず）を探し、その近くまで移動してみると良いかもしれません。

デザリングを試す前にそのまま利用してみたところ、速度は良好。Webページの表示はスムーズに表示されました。これは便利！今まで高額な通信費を払っていたのが馬鹿らしくなってしまう。

パソコンとデザリングを試す

BBモバイルポイントが接続されたARROWS X F-10Dを、パソコンとUSB接続をしてデザリングをしてみました。どのくらいのスピードが出るのかBNRスピードテストを試してみます。

推定転送速度：1.68Mbps という結果。電波状況が最大ではなかったというのを考慮しても、思っていたよりも速度が出なかった。しかしWi-Fiを接続しないSIM独自の通信よりは速くなるということは実証されました。通信速度は環境次第で常に変わるものなので、場所によってはもっと速度が出てくれるかと思います。

ちなみに自宅のWi-Fiで試してみたら、10.00Mbps前後の速度が出てくれます。このぐらいあるとYouTubeなどの動画も快適に見ることができますね。ただ、デザリングをしていない時には2０～３0Mbpsぐらいの速度が出ているので、この接続方法だとだいぶロスがあるというのは理解しておきたいところです。

公衆無線LANでデザリングする注意点

ワイヤレスゲートSIMとARROWS X F-10Dの組み合わせでは、もともとデザリングができないと思っていたので、公衆無線LANサービスまで使えるというのは嬉しい誤算。通信速度が遅い480円の格安SIMにしておいて良かったです。そこまでのスピードは期待できないものなので、ヘビーユーザー向けではないですが、たまに使うぐらいならこれで十分。

一つ注意しておきたいのが、ARROWS X F-10Dの画面が消灯してしばらくすると、ワイヤレスゲートのアプリでWi-Fiの接続が切れてしまっているような感じがした。再びアプリを表示してみると接続中となり、自動で接続を行ってくれる。これは消費電力を抑えるための挙動なのでしょうか？速度を維持したいときにはスマートフォンの画面を常に表示しておく必要があるのかもしれません。これはかなり面倒くさい・・・

480円のSIMではデータ通信使い放題ではあるが、下り最大250kbpsというもの。この通信で速度を計測してみると300kbps～１Mbpsぐらいで計測された。以外に高い数値なので、Wi-Fiが途切れたとしても使えなくはないみたいです。画面を表示しながら使うか、低速のまま使うか、これはデメリットですね。