データ通信のみの格安SIMでは電話番号がないため、固定電話やガラケーとの通話ができないというデメリットがあります。電話番号が欲しければプラス数百円で通話SIMを契約するのが一般的ですが、そこまで電話機能を利用するかというと??そんなに使わないという人の方が多いのではないでしょうか。
LINEなどの無料通話アプリで大抵のことは事足りてしまうので、電話番号なんていらないけれど無いと不便なこともある。データ専用SIMにして失敗したなという人は「SMARTalk」なら050から始まる電話番号を無料で使うことができるので試してみる価値ありです。通話SIMを購入しようとしてる人も「SMARTalk」だけで十分かなって思うかも。
受信専用にしてしまえば完全無料
「SMARTalk」は登録するだけで、050-xxxx-xxxxという電話番号を利用することができます。初期費用や月額費用は無料。IP電話を利用するには月額で料金を支払わないといけないところがほとんどのなか、無料で利用できるのはかなりのメリット。もちろん固定電話やガラケーなどに、こちらから掛けるときには通話料金が発生するが、受信専用にしてしまえば料金は一切かからないということです。
月額利用料が無料だと掛けるときに通話料が高いのでは?という疑問に行き着きましたが、そんなことはなく一律8円/30秒と格安になっています。普通にスマートフォンから掛けるよりもだいぶ安いので、たまに掛ける必要がある時でも高額請求の心配もないでしょう。
「SMARTalk」の登録する
http://ip-phone-smart.jp/からアプリをダウンロードする。ここではAndroidで設定しています。
アプリを起動して「お申込み」に進みます。
メールアドレスと文字列入力をし下にスクロール、留意事項確認へ進む。記載してある項目を確認し、同意するにチェックをいれ、仮登録を行うに進む。送信完了画面が表示されたら、登録したメールアドレスの受信箱を確認してみましょう。
仮登録のお知らせのメールにURLがあるので、タップして進みます。
はじめに規約同意の画面になり、各項目を確認して「同意します」2ヶ所にチェックし、お客様情報入力へ。
入力項目は、マイページにログインするためのパスワード、名前、カナ、郵便番号、住所と、なぜか電話番号も必須項目。電話番号が必要だから登録しているのにおかしなものです。
受信専用で使う予定だとしてもクレジットカードの登録は絶対必須。格安SIMを持っている人なら登録時に必要だから大丈夫なはず。それとパスワードの再発行次の質問も入力。質問は6つの中から。後年齢などのアンケートもあり、一番下の入力内容の確認へ。
登録完了。「本登録完了後、050番号への着信は可能になるまで最長一時間かかります。」自分の環境下ではそれほど待たなかったです。いつの間にか使えるようになっていた。
マイページにログインする
登録しているメールアドレスに登録完了メールが届きます。そこにマイページへのURLが記載してあるのでタップして進みます。メールアドレスとパスワードを入力してログイン。
マイページにログインにしたら、左上メニューよりアカウント情報を確認します。
アカウント情報では電話番号も表示され、アプリを有効化するためのSIPアカウントとSIPアカウントパスワードを確認できます。SIPアカウントは電話番号の始めの050を抜かした8桁の番号と同じ。これを覚えておけば電話番号を教えることもできる。SIPアカウントパスワードは長押しでコピーしておくか、自分の覚えやすいものに変更してしまうことも可能。
SMARTalkアプリを有効化する
アプリを開くと左上にアカウント不在と表示されている。この状態では使用できないので先ほど確認したSIPアカウントとパスワードを入力して有効化する必要がある。メニューボタンを押すと左下に設定が表示される。最近の端末ではメニューボタンがないものもあるようですが、その場合にはどうするのかは不明。
一度アプリを停止してから再起動するとお申込みの時の画面になるので、そこで入力することもできる。この方が一番簡単かも。
アカウント設定からSIPアカウントの追加にて、SIPアカウント(電話番号下8桁と同じ)とSIPアカウントを入力。確認時にコピーしておけばここで貼り付けられる。有効化されればSIPアカウントリストに表示される。
戻ってみると、アカウント不在と表示されていたところに電話番号が表示され、起動中-着信可能と表示されるようになった。
着信音の変更時の注意
環境設定の着信音より着信音を変更できます。端末により変わってくると思いますが、自分の端末ARROWS X F-10Dでは繰り返し鳴ってくれない音が多々あるので注意が必要。2秒ほど鳴っただけで着信に気が付かないなんてことが起こらないようにしたい。
サウンド設定の注意
早速通話を試してみたところ、相手に声が聞こえづらいと指摘され、サウンド設定のマイク音量を最大にしてみました。これでやっと通常ぐらいの音に鳴ったようです。初期設定ではマイク音量がだいぶ小さく設定されているようなので、大きくしてくと良いかもしれません。使用する端末により違いそうな気もするので、家族や友人に電話をかけてもらい試してみたほうが良いかと思います。
通話中に変更するときには、画面を右にスライドさせると音量調節できます。ちなみに左にスライドさせるとキーパッドが表示するという3画面。
ワイヤレスゲートの格安SIMで試してみる
ヨドバシで購入した480円(下り最大250kbps)のワイヤレスゲートSIMで試してみたところ、クリアに通話が出来ました。何度か試してみたところ着信音はなるけれど、出ようとしたら留守電に接続されてしまったということも起こりました。電波状況によるのか100%安定しているというわけではない。誰からの電話かは表示されるので、かけ直すか、メールしてまた電話してもらうとか対応することはできます。
留守番電話機能の設定
不安定なこともあると留守番電話機能を利用する機会もありそうです。録音された物を聞くためにはマイページよりダウンロードする必要があり面倒くさいし、規定のブラウザでは対応していなかった。Google Chromeだとできる。それを簡単にするのに転送設定からメールに添付する設定もできます。
留守番電話設定に変更の着信メールと録音添付にして確定する。これをしておけば留守電になってしまった時にメールで知らせてくれて、そこに音声データも添付されているようになるので聞くのが便利になる。留守電に入れてくれるかが問題だけれど・・・
まとめ
「SMARTalk」は通話機能のないデータSIMで利用しているスマホには入れておいて損はないアプリ。110番や119番などには掛けられないというデメリットはあるものの、追加料金なしで普通のスマホと同じように使えてしまえる神アプリかも知れない。
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