大地震など緊急時に通知してくれるエリアメール。それに対応していない格安スマホには、代わりになるアプリ「Yahoo!防災速報」がおすすめ。
Yahoo!防災速報の初期設定
Yahoo!防災速報は、アプリ検索で防災と入れると表示されるのでインストールする。
起動して初めにGPS機能を使うかという選択。エリアメールの場合は一方的に送られてくるものだが、Yahoo!防災速報の場合には通知する地域を自分で設定することができる。通知する地域は最大3つまで登録できるので、行動範囲が決まっていたりあまり遠出をしないというのであれば、位置情報は使う必要はないかも。しかしこの機能を使うとしておいても、位置情報の取得は30分に1回ぐらいの頻度のようなので、それほど電池の消耗はない。
自分の場合地域はしないで、位置情報を使うことにした。地域設定は離れた場所でも登録できるので、親と離れて暮らしている人など実家を設定しておくのもありかも。地域の追加は後から設定することもできる。
Yahoo!のログイン画面が出るけれども、ログインする必要もなく開始可能。
通知条件の設定
地震、豪雨予報、熱中症情報の3つは通知する条件を変更することができる。初期設定では、地震は震度3以上、豪雨情報は30㎜/h以上と低めに設定してある。そのままだと通知が多くなり重要度が伝わらなくなってしまう気がする。エリアメールの場合は大きな地震でないと通知が来ないので、本当の緊急時になってくれるぐらいが良いかと思う。それぞれの項目をタップして、それらの設定を変更してみる。
地震の通知条件の設定は震度5以上にした。
下にスクロールするとテストで鳴らしてみることができる。どんな音で通知してくれるのか知っておいた方が良いので聞いておく方が良い。また音量や通知音を自分で変更することもできる。その他に、豪雨予報は80㎜/h以上に変更し、熱中症情報は危険のままにした。
テレビよりも早い通知を確認
位置情報で現在地は山梨の富士吉田市になっている。通知条件を震度4以上にしていたときに、少し離れた長野県北部で地震があったのを通知してくれた。今回のケースは、緊急地震速報(ゆれる前)ではなく、地震情報(ゆれた後)の通知で音も小さく設定していた。震源地から遠く揺れを感じなかったので、何の通知かと思ったら地震情報だった。そのすぐ後にテレビで速報が流れた。テレビよりも早く通知してくれる、かなり優秀なアプリのようだ。
ただし緊急地震速報の場合、すべての地震においてゆれる前に通知してくれるわけではない。震源地が近い場合には速報が間に合わないこともある。インターネット環境を使ったアプリなので、エリアメールよりも多少遅くなるらしい。
入れて損はない優秀な防災アプリ
エリアメールの代わりになればととりあえず導入してみたけれど、予想以上に良いアプリのようだ。自分でカスタマイズができるし、地震があった後の状況確認も素早くできる。エリアメールに対応しているスマートフォンであっても、Yahoo!防災速報を入れておいて損はなだろう。
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