GeForce GTX 1050のグラフィックスを搭載した、15.6インチノートパソコン「HP Pavilion Power 15-cb000」をレビューします。グラフィックボードを搭載していても軽量でデザインも良く、低価格でコストパフォーマンスも優れている。
「HP Pavilion Power 15-cb000」の外観レビュー
天板はマットブラックで落ち着いた感じ、中央にhpのロゴがある。
左側面には、USB3.1 ×2、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート。通常グラフィックボードを搭載してるゲーミングパソコンでは厚みがあり重たいイメージがある。しかし「HP Pavilion Power 15-cb000」を横から見てみると、薄くて軽量化されているのが分かる。
右側面には、写真左からSDカードスロット、電源ランプ、HDDのアクセスランプ、USB3.1 Type-C、USB3.1、HDMI出力端子、ネットワークポート、電源コネクター。ディスプレイを開くことでキーボードが傾斜し、冷却のための吸気とタイピングをしやすくしてくれるリフトアップヒンジになっている。
排気口がディスプレイ側にあるのも特徴的で、左右にある通常のノートパソコンよりも放熱が気にならないかもしれない。
パームレストはアルミニウムで高級感があり触り心地が良い。
キーボードも打ちやすく、バックライトも付く。イメージパッドの淵にはダイヤモンド加工が施され、高級感のあるデザインに仕上がっている。
キーボード上には、B&O Play のオーディオテクノロジーを採用したデュアルスピーカーを搭載していて、臨場感のある音も楽しめる。試しにドルビーのサウンドテストをYouTubeで再生してみると、立体的な音を体験できた。
電源アダプターはやや大きめで持ち運びには向かない大きさ。しかし、バッテリーの持ちは約10時間というスペックとなりそこまで重要ではないかも。
「HP Pavilion Power 15-cb000」のスペック
- OS：Windows 10 Home （64bit）
- プロセッサー：インテル Core i5-7300HQ プロセッサー
- メモリ：8GB (8GB×1)
- ディスプレイ：非光沢15.6インチワイド・フルHD・IPSディスプレイ (1920×1080)
- グラフィックス：NVIDIAR GeForceR GTX 1050 グラフィックス
- ストレージ：1TB ハードドライブ
- 質量：約 2.29 kg
- バッテリー：約 10 時間
レビューしているのは、一番価格の安いベーシックモデル。このスペックで10万円以下で買えてしまうので、コストパフォーマンスはとても良い。予算に余裕があるのなら、3万円プラスしたスタンダードモデルの方がおすすめ。Core i7にメモリが16GB、128GBのSSD+1TB ハードドライブのデュアルストレージで起動も早そうだ。
モバイル性も考慮された15.6インチノート
電源を繋げていなくても、約10時間のバッテリー駆動というスペックでモバイル性も良い。実際にどのくらい持つか、試しにYouTubeで音楽を再生し続けてみた。画面はスリープはせず、明るさは50%、音量は50%という状態で、約5時間の再生ができた。これだけ持ってくれれば十分だろう。スピーカーから出る音も良いので、映像コンテンツをちょっと楽しみたいときなど移動して便利に使えそうだ。一番高いパフォーマンスモデルの場合は、ディスプレイの解像度が良いせいか約8時間のスペック表記だった。
ゲーミングPCのエントリーモデルとしてもあり
一般的にゲーミングPCと呼ばれるものだと、高負荷の処理をするために厚みがあり重いものが多い。またやたらと光るデザインのものが多く、個人的には無駄に感じていた。あからさまにゲーミングPCというデザインよりも、シンプルですっきりとしたデザインの「HP Pavilion Power 15-cb000」みたいな方が良いという人も多いと思う。ゲーミングPCという位置付けではないけれど性能は十分、オンラインゲームもやってみたいという人にも良いノートパソコンではないだろうか。
仕事もプライベートも1台でこなせるデザインPC
「HP Pavilion Power 15-cb000」は、動画編集など重たい処理もこなせる高性能ノートパソコンになる。また、オンラインゲームをしたり映像コンテンツを楽しんだりと、オールラウンドで活躍できるデザインPCだ。予算に余裕があるならベーシックモデルよりも、スタンダードモデルの方がおすすめ。
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