Surface Pro X に格安SIMを入れて、モバイルデータ通信の動作を確認してみました。通信速度も計測したので参考に。
nanoSIMとeSIMにも対応
SIMスロットはキックスタンドを開いたところにあり、SIMピンを差し込んでカバーを外します。中には、SSDとnanoサイズのSIMスロット。SIMはカチッというまで差し込むタイプで、1mm出ているぐらいまで押し込む。取り出すときは、さらに押し込むとカチッと音がして出てきてくれます。また、SIMの差し替えの必要がないeSIMにも対応しているのも便利なところ。
SIMの設定方法
設定→ネットワークとインターネット→携帯電話からSIMの設定をします。一番上にある「このSIMカードの携帯データネットワークを使う」で、SIM1とeSIMの切り替えをします。差し込んだSIMを使うときには SIM1にし、中央付近にある詳細オプションからAPNを追加します。APNが正しく入力できれば、すぐにデータ通信ができるようになります。再起動なども必要ないため、通信できないときには、APN設定を見直すこと。
eSIMの場合は、中央付近にある「eSIMのプロファイルの管理」から新しいプロファイルを追加する。携帯電話会社から提供されたアクティブ化コードを入力するから、QRコードのスキャンができます。この時、フロントカメラが起動しますが、カメラの選択からリアカメラにも切り替えも可能。手動で入力する手間がなく間違える心配もない。Surface Pro Xでアクティベーションこーその確認をしたときには、QRコードでなくてもアクティベーションコードをコピーして貼り付けるだけ。
BIGLOBEモバイルの動作確認
BIGLOBEモバイルのタイプA(au回線)で動作確認をしてみました。通信速度は、24Mbpsという快適なスピードでかなり実用的。
3GB | 1,020円 |
6GB | 1,570円 |
12GB | 2,820円 |
20GB | 4,620円 |
30GB | 6,870円 |
データ追加チャージ | +100MBごと300円 |
料金が120円安いドコモ回線もあるけど、au回線の方が通信速度が安定しているのでおすすめです。
OCNモバイルONEの動作確認
OCNモバイルONEの新プランで動作確認をしてみました。通信速度は 3.3Mbpsという結果で、作業用としては十分なレベル。新プランになってから比較的安定した通信速度を保っているので、環境によってはもっとスピードが出るかと思います。
3GB | 880円 |
6GB | 1,380円 |
10GB | 2,280円 |
20GB | 3,800円 |
30GB | 5,380円 |
データ追加チャージ | OCNモバイルONEアプリ経由 500円/1GB |
価格は安く、通信料金をできるだけ抑えたい人にはおすすめ。追加チャージ料金も安いのも特徴で使いやすい格安SIMです。ただし、Web経由でチャージすると 500円/0.5GB と倍の値段になってしまうため、スマートフォンにアプリを入れてログインし、そこからチャージすること。
楽天モバイルの動作確認
楽天モバイルで動作確認をしてみました。通信速度は 1.6MBという結果で少し物足りない。キャリアサービスが4月8日から開始予定で、格安SIMとして展開していたプランは 4月7日(火)20:59以降は受付終了となるため参考程度に。新しいプランの「Rakuten UN-LIMIT」では、楽天回線エリアなら使い放題というのは魅力だけど、楽天回線対応製品が必要ということなので動作保証外となるのだろう。
IIJmio eSIMの動作確認
IIJmio eSIMサービス「データプラン ゼロ」の動作確認をしてみました。通信速度は、爆速の78Mbpsという結果。これだけ速いと、通信量が多くなりそうでちょっと心配にはなる。ただ開始されたサービスということもあり、契約者数がまだ少なく通信帯域が緩いのかもしれません。このサービスは、使う分だけチャージする仕組みとなるため、少しだけ使いたい人や、その月によって使う頻度が一定でない人には良いかも。
月額料金 | 150円 | 合計金額 |
追加データ量 1GB | 300円 | 450円 |
追加データ量 2GB~10GB 合計で2GB追加した場合 | 450円 | 900円 |
合計で3GB追加した場合 | +450円 | 1,350円 |
4GB | +450円 | 1,800円 |
5GB | +450円 | 2,250円 |
6GB | +450円 | 2,700円 |
7GB | +450円 | 3,150円 |
8GB | +450円 | 3,600円 |
9GB | +450円 | 4,050円 |
10GB | +450円 | 4,500円 |
1GBだけ使うなら合計で450円となり、比較的安い料金で使うことができます。それ以降は、1GB追加するごとに450円かかるため割高になる。1GBのチャージ料金としては安いのですが、3GBプランなど、ベースとなるものがないため高いです。
また、追加データ量の有効期限は、購入した月の末日までとなり繰り越しはできません。翌月には再チャージが必要になるため、月末にはチャージを控える心理が働きそうです。
おすすめの格安SIMはどれか?
- BIGLOBEモバイル:安定した通信品質を求めるなら
- OCNモバイルONE:コストをできるだけ抑えて大容量を使うなら
- IIJmio eSIM:少しだったり使う頻度が一定でないなら
使い方によっておすすめの格安SIMは違ってきます。解約手数料はかからないので、いつでも解約できますが、再契約するときには初期費用が掛かるため無駄にならないようにしたいところ。
※通信速度の計測は、どれも13時台で計測しています。計測する地域や環境により変化するので参考程度に。
常時接続でスマホ並みの機動力
Surface Pro X は薄型軽量で、携帯性に優れたデバイスです。さらにモバイル通信を追加することができるのも魅力で、スマホ並みの機動力が実現する。一度使ったらその便利さを手放せなくなるかも。
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