新型のポケトークWでいろいろ試してみると、操作性や機能が初代モデルと比べ物にならないぐらい向上しているのが分かった。音声翻訳機のシェアがNo.1というのもうなずける。
※小型の新モデルが発売されました。
音声翻訳機シェア97.5%販売本数No.1
バナーから公式サイトを見ると、音声翻訳機シェア97.5% おかげさまで販売本数No.1と掲載されていた。売れているとは思っていたけれど、ほぼ独占という数字には驚きです。しかし、初代モデルと比べると明らかに使いやすくなっていたので、これだけのシェアを獲得できたのかもしれません。
操作性が圧倒的に向上した
初代モデルとの最も大きな違いは、2.4インチのタッチスクリーンになったこと。画面が大きく見やすくなったのはもちろん、タッチパネルで直感的に操作できるようになった。また文字の大きさを変えられる仕様になり、文字が小さくて見にくいというユーザーの意見をしっかり取り入れたようだ。その他にも、音量やスリープまでに時間の長さ、画面の明るさなどの調節も迷うことなく簡単にできる。
あえて悪いところ上げるとするなら、Wi-FiやAPN設定ではキーボードが小さくて誤入力しやすいぐらいで、操作性に関しては文句なし。翻訳の操作も物理ボタンを押すだけと分かりやすい設計になっている。
翻訳性能も確実に向上している
ポケトーク公式サイトの翻訳例にあるフレーズを認識させてみると、より自然な日本語に翻訳してくれた。
過去の翻訳 → 私は気分が悪いので、私のために救急車に電話してください。
現在の翻訳 → 気分が悪くなったので救急車を呼んでください。
この動画がアップロードされているのが2018年10月23日のようなので、撮影したのは2カ月以上前になると思います。このように翻訳性能が良くなっていくのはオンライン翻訳機のメリット。使っていくうちにどんどん賢くなってくれそうです。
良く使うフレーズは履歴からお気に入りで管理
初代ポケトークでは履歴が20件までしか残っていなかったものが、新型ポケトークでは10,000件まで端末に保存されるようになった。さらに「ポケトークセンター」連携で翻訳履歴の保存が無制限になり、ブラウザへリアルタイム表示も可能。
良く使うフレーズは履歴から長押しでお気に入りに追加できます。聞きたいことが決まっている場合など、あらかじめお気に入りに登録しておくと、タップするだけで再生してくれるので相手を待たせる必要がない。この機能は便利なため、ぜひ使いこなしたいところです。やり方は、ポケトーク公式サイトの使い方に動画があるので参考に。
Bluetoothイヤホンで周りを気にせずに使える
Bluetoothに対応してくれたので、完全ワイヤレスイヤホンのSoundPEATS(サウンドピーツ) TrueFreeをつないでみました。ペアリングはスムーズにでき、片耳だけでもしっかり聞こえることが確認できました。これを2人で片耳ずつ装着すれば、周りを気にせずに会話するなんてことも可能です。Bluetoothに対応したことにより、使い方の幅が広がりそうですね。
いろんな格安SIMを入れて試してみた
ポケトークWでは、eSIMが内蔵されているため、SIMスロットに他のSIMを入れて使うこともできます。ただし、ほとんどの人がグローバル通信2年付モデルを購入しているようなので参考程度に。
SIMを挿し込むにはSIMピンは必要なく挿入できるのですが、指だと押しこみづらいため、SIMピンの裏でカチッと音が鳴るまで挿し込みました。逆に取り出すときは押しこむことで出てきてくれます。SIMを挿入したら本体を再起動しないとSIMを認識してくれないようでした。
再起動してから、設定のデータ通信(アンテナ)をタップすると使用するSIMを選択できます。◎の位置を切り替えて、SIMスロットと書いてあるところをタップするとAPN設定が開く。ある程度登録されているけれど、該当する項目がなければ、右上にある+からアクセスポイントの編集ができます。入力のキーボードは小さいので間違えないように。
正しく入力したら、右上にある縦向き点々をタップして保存。作成したアクセスポイントの右側の〇をタップし、◎になったら左上の<から前のページに戻ります。設定のデータ通信(アンテナ)に4Gもしくは3Gと表示されていれば正常に通信ができています。
IIJmioのAタイプは遅延した
IIJmioのAタイプ(au回線)では遅延が多く、しっかり翻訳できないことがありました。今回試した格安SIMの中では一番調子が悪かったようです。逆に通信が安定していないと翻訳がおかしくなるということが分かりました。au回線との相性が悪いのだろうか?
DMMモバイルとエキサイトモバイルは良好
次にドコモ系回線のDMMモバイルとエキサイトモバイルの格安SIMで試してみました。どちらも遅延はなく快適に翻訳できたようです。どちらも1契約で複数のSIMを扱う扱うことができるので、格安SIMでの運用もありかもしれないです。ただし、ポケトーク専用に契約するなら、普通にグローバル通信2年付の方が割安なためおすすめはしません。
0 SIMでも問題なく通信可能
毎月500MB未満の通信量なら料金がかからない 0 SIMでも試してみました。翻訳はDMMモバイルやエキサイトモバイルと変わらない感じ。時間帯によってどうなるかわからないけど、これもありかもしれない。ただし、3ヶ月連続してデータ通信の利用がない場合、自動的に解約になるため使い続けることが前提になる。
※通信環境は、場所や利用状況により変わるので参考程度に。
台数限定・新色「レッド」登場
今だけの特別な「赤」、登場
3万台限定で、待望のカラー「レッド」が登場。
限定台数に達し次第予約・販売を終了いたします。 このチャンスにぜひ、赤のポケトークを。
個人的に気になるのがレッドカラーの限定ポケトーク。シャアザクみたいに3倍速いわけじゃないけど、今から購入を考えているなら赤いポケトークがおすすめ。スマホも赤いカラーは売れ行きが良く、品切れになりやすい傾向があります。プレゼントされてもうれしいカラーなのかも。
公式サイト → POCKETALK(ポケトーク)
ソフトウェアアップデート
ソースネクストから、技術基準適合証明に対応するアップデートがありました。
「ポケトーク W」を日本国内で利用するためには、ポケトークをWi-Fiに接続し、技術基準適合証明に対応した最新の状態にアップデートする必要があります。
下記ページに更新手順の詳細がありますので、ご確認の上ご対応ください。
「POCKETALK W」ソフトウェア更新のお知らせ(2019/01/25)
https://www.sourcenext.com/support/i/2018/190125_1/
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