OCMモバイルONEの新コースを使ってみたら、昼時でも超安定していました。格安SIMの通信速度が遅いというのは過去の話になりそうだ。
ドコモのサブブランドではないのに速い
auのUQモバイルや、SoftbankのYモバイルなど、キャリアのサブブランドは通信品質が良いのが魅力で評判も良い。しかし、他の格安SIMと比べると料金設定は少し高めになる。スマホの料金を安くしたいけど通信が遅くなるのは嫌だというユーザーをうまく取り込んでいるようです。
それらとは違い、ドコモではサブブランドを展開していません。同じNTTグループ会社であってもOCNモバイルONEは別サービスになります。そのためサブブランドよりも料金設定は安く、本当の格安SIMと言って良いかもしれません。
料金の確認は:OCNモバイルONE
気になるのは通信品質ですが、新コースで速度計測してみると爆速になっていました。混雑時でも速く、サブブランドと張り合えるほど安定していると思います。
昼の通信速度も速い!すべての時間で安定
一番混雑するお昼時を中心に何日か通信速度を計測してみました。計測結果からみると、時間帯を問わず安定した通信速度が出ていて、フリーWi-Fiを利用しているときの方が遅くなるという結果です。一番速度が出ていないときでも18Mbps、これは電車での移動中に試してみました。自分の使用環境では、UQモバイル以上に安定しているようです。
※通信速度は、地域の契約数によって混雑状況が変わるので、あくまでも参考程度に。
OCNモバイルONEでは、新コースの導入で業界シェアNO1の奪還を目指し【通信品質向上に向けて、これまで以上に努力することをお約束します!】とのことなので、今後も期待してよいかと思います。
無料のMUSICカウントフリーも魅力
OCNモバイルONEでは、MUSICカウントフリーが無料で使えるというのも魅力。Spotify、Google play Music、LINE MUSIC、amazon musicなどなど、対象となる音楽アプリで通信容量を消費しない聴き放題のサービスです。Spotifyの無料プランをガンガン聴き倒すのも良いし、有料プランに加入している人でもダウンロードする必要もない。
個人的には、Google play Musicに加入しているので、ラジオを再生し新しい曲を見つけるのに便利に使っています。※MUSICカウントフリーは無料のサービスですが、申し込みは必要です。
新コースを使う時APN設定には注意!
新コースが導入されたOCMモバイルONEは、料金と通信品質共に間違いなくおすすめできる格安SIMになったと思います。1つだけ注意点があり、APN設定が旧コースと違うところです。
格安スマホでは、初めからAPN設定が入っていることが多いです。自分が試しているのはOPPO A5 2020で、OCNモバイルONEの設定が入っていました。
- 旧コース:lte-d.ocn.ne.jp
- 新コース:lte.ocn.ne.jp
新コースでは、旧コースから「-d」を削除するだけで使えます。
データ通信ができなくなったときの対処法
APN設定の作業工程は少ないので特に問題ないのですが、スマホのソフトウェアアップデートがあったときには注意です。すべてのスマホでの動作はわかりませんが、少なくともOPPO A5 2020では、初期状態に戻ってしまいました。アップデート後に、「-d」をまた削除すれば良いだけなので、通信できないときにはAPN設定を確認してみてください。
余談で、APN設定がリセットされてしまうなら、新コースのAPNを新たに追加しておけば良さそうなものですが、古いAPN設定が残っていると、通信ができなくなることがありました。データ通信のオンオフを切り替えることで通信できるようになるけど毎回するのは面倒です。追加するより一部を削除することをおすすめします。
とにかく安くしたい人におすすめ
APN設定がクリアできる人なら、UQモバイルやYモバイルよりも安くて、通信品質が他の格安SIMより安定しているOCNモバイルONEは間違いなくおすすめ。これからは格安SIMでも快適な通信環境を維持できそうです。
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