リフレッシュレート144Hzに対応している「OMEN by HP 15-dc0000」を体験しました。ぬるぬる滑らかに動いてくれるハイパフォーマンスなゲーミングノートPCです。
OMEN by HP 15-dc0000 スペック
モデル | パフォーマンスモデル 15-dc0077TX |
OS | Windows 10 Pro (64bit) |
CPU | インテル® Core™ i7-8750H プロセッサー (2.20GHz-4.10GHz、スマートキャッシュ 9MB) |
ディスプレイ | 15.6インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ (144Hz/1920×1080 / 最大1677万色 / 300nit) NVIDIA® G-SYNC™ 対応 |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce® GTX 1070 with MAX-Q Design グラフィックス(8GB) |
メモリ | 16GB(8GB×2) DDR4 2666(最大64GB) |
ストレージ | 256GB SSD(PCIe NVMe M.2)+ 2TB ハードドライブ(5400回転) |
キーボード | バックライトキーボード(日本語配列、テンキー、4ZONE LEDライティング対応) |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
光学ドライブ | なし |
オーディオ | Audio by Bang & Olufsen、内蔵デュアルスピーカー |
サイズ | 約 360×263×25.5 (最薄部) - 30.0 (最厚部) mm |
重量 | 約 2.48kg |
バッテリー駆動時間 | 約 5 時間 |
インターフェース | HDMI 2.0 出力端子 ×1 Mini DisplayPort×1 USB Type-C™ 3.1 Gen2×1(Thunderbolt™ 3、電源オフUSBチャージ機能対応) USB3.1 Gen1×3(うち 1ポートは、電源オフUSBチャージ機能対応) ネットワークポート(RJ45)×1 ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 マイク入力ポート×1 SDカードスロット |
掲載スペックは、ハイパフォーマンスモデルです。グラフィックス性能が違う、パフォーマンスモデルと、ハイパフォーマンスプラスモデルがあります。
「OMEN by HP 15」外観レビュー
見た目はハイパフォーマンスのゲーミングPCに見えないほどコンパクト。従来モデルより、幅 7.4%、奥行 4.6% も小さくなり、重量は、約 2.48kgまで軽量化されている。
天板にはOMENのロゴと、赤いXライン。LEDで光ったりはしない。デザインは、ステルス戦闘機から着想を得ているそうだ。
ディスプレイは非光沢。ベゼルの幅は狭く、縦が12.79mm、横が6.39mmしかないため、ゲームに没頭しやすい。
左側面に、USB 3.1 Gen1、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート、マイク入力ポート、SDカードスロット。最大開閉角度は広め。
右側面には、USB 3.1 Gen1、電源コネクタ。閉じた状態の高さは、少しだけ厚さは増しているようです。
背面に、ネットワークポート (RJ45)、USB3.1 Gen1 (電源オフUSBチャージ機能対応)、HDMI 2.0 出力端子、Mini DisplayPort、USB Type-C™ 3.1 Gen2×1(Thunderbolt™ 3、電源オフUSBチャージ機能対応)、セキュリティロックケーブル用スロット。
底面では、両側から吸気して背面に排気するエアフロー。前面側の両端にある赤いラインの所がスピーカー。
キーボードのキーピッチ は、約18.6 × 18.6 mm、キーストローク は、約 1.8 mm。26キーのロールオーバーとアンチゴーストを搭載。パームレスト部分にはヘアライン加工が施されていて高級感もある。
バックライトは、OMENコマンドセンターから色や明るさなどカスタマイズ可能。
ACアダプターは200W。使っていると、こっちの熱の方が本体よりも気になる。コードは長いので、放熱しやすいところにおいてあげるのが良さそう。
「OMEN by HP 15」ベンチマーク
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークでの標準品質の結果は、7166快適。高品質にしても5447やや快適という結果。カスタム設定で、NVIDIAの効果をDLSS以外すべてオンにして計測をしてみても、4995やや快適という良い結果でした。
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマークで高品質(ノートPC)の結果は、16520非常に快適。最高品質にしても、15593非常に快適という結果。解像度を1920×1080にした最高品質でも、12532非常に快適という結果が出ています。
NVIDIA® G-SYNC™対応ディスプレイ
最高のゲーム体験を「NVIDIA® G-SYNC™」対応
ディスプレイのリフレッシュレートをGPUに同期させることによって、画面ティアリング(表示上のズレ)とスタッタリング(画面のカクつき)を最小限に抑えながら、よりシャープで滑らかな映像体験を可能にします。
→ OMEN by HP 15(Newモデル)
ディスプレイは、リフレッシュレートが144Hz、NVIDIA® G-SYNC™にも対応。一般的なディスプレイよりも2倍以上のフレーム描画することができ、G-SYNCでズレやカクつきを抑えてくれます。ノートパソコンであっても、滑らかな描画でゲームを満喫できるパフォーマンスを備えています。
バトルフィールド5で滑らかさを体験
映像の滑らかさを体験すべく、BFVを試してみました。初期設定では、フルスクリーンでの解像度は、1920×1080 60.00Hzになっています。これを1920×1080 144.00Hzに変更して違いを比較。
ゆっくり動いているときの違いはないけれど、素早く動かすと滑らかさの違いは明らかでした。ぬるぬるという表現がふさわしいほど。テクニックが伴っていれば、シビアな戦闘で差が出てくるのかもしれません。
それと電力消費量の違いも計測してみたところ、少し増えるようです。60Hzの時は130W前後だったものが、144Hzだと155W前後に。それだけ高度な処理を行っているということなのでしょう。
RTXを搭載した上位モデルもある
最新技術の詰まった、NVIDIA® GeForce® RTX 2070 with MAX-Q Design グラフィックスを搭載しているハイパフォーマンスプラスモデルもあります。価格差がそれほどないので選択するのも良い思います。
リアルタイムレイトレーシングは没入感が増すので体験してほしいです。ただし対応しているゲームがまだ少なく、対応していたとしても、DXR有効にして144Hzのパフォーマンスが出るかは未確認です。
OMEN コマンドセンター
OMENコマンドセンターが標準搭載されています。システムモニター、ネットワーク、LEDコントロール、パフォーマンスコントロールなどの管理機能があります。
キーボードのLEDを4ヵ所に分けて好みの色に変えられます。詳細設定では明るさも変更可能。
マイニングを試してみた
NiceHash Miner Legacy v1.9.0.18で、GPUマイニングを試してみました。スピードは 3.8G/s、消費電力は 画面がオフになると97Wほど。稼働させているとキーボード上部が熱くなっているけれど、ファンはそれほどうるさくない。
ただし、1日やったとしても、現在のレートでは40円ぐらいにしかならないため、電気代の方が高くつきます。OMENコマンドセンターのパフォーマンスコントロールで、パフォーマンスモードにするとほんの少しだけスピードは上がるけれど、電力消費も多くなるので効率は悪そう。
ハイパフォーマンスの薄型ゲーミングPC
「OMEN by HP 15」は、薄型でもパフォーマンスが高いゲーミングPCです。さらにディスプレイの性能が良いのも魅力。デスクトップの場合だと、144Hzに対応したゲーミングディスプレイを購入するとなると、それなりの価格はします。そう考えるとコストパフォーマンスでもかなり良いかもしれません。
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