Sonos Move 屋内外で楽しめるスマートスピーカー!デカいけど音質は抜群

Sonos Move は、充電式で持ち運びもできるスマートスピーカー。ポータブルとしてはデカいけど、音質にこだわりたい人にはおすすめ。

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Amazo Alexa 対応スマートスピーカー

Sonos Move は、Amazon Alexa に対応しているスマートスピーカー。以前レビューしたSonos OneSonos Beamとは違い、充電式で持ち運べるのが特徴。場所を選ばず好きなところに移動できるのは魅力で、家の中だけでなく外でも使えるようにBluetoothも対応している。ポータブルスピーカーとしては少し大きいけど、家の外でバーベキューや車移動のキャンプなどには最高のアイテムになる。

※音声アシスタントは、Wi-Fi接続環境が必要なためBluetooth接続時には機能しない。スマホのアシスタント機能をスピーカーで再生することは可能。

Google アシスタントとAmazon Alexaが搭載という記載があるが、日本では今のところGoogleアシスタントは未対応。

持ちやすいシンプルなデザイン

本体の寸法は、高さ240mm、幅160mm、奥行き126mmというスマートスピーカーにしては大きめのサイズ。重量は3Kgと重たいので、気軽に持ち運ぶというより移動できる高音質スピーカーという感じかな。

操作パネルは、タッチ対応のためボタンなど凹凸もなくシンプル。上部にマイクランプとステータスランプがあり、正面下部にあるのは電源ランプ。

背面に、電源ボタン、Wi-FiとBluetoothを切り替えるモードボタン、接続ボタン。

下部に、置くだけで充電できるチャージスペースとの接地端子。その上にある、USB Type-Cからも充電ができるが、45Wの充電器が必要なようだ。

チャージベースは軽量でコードも細身。この楕円の中に本体を置くだけで充電できる仕様。

横から見ると持ち手が深く、持ちやすいデザインになっているのが分かる。チャージベースには、片手持ちでも置きやすく、ズレることなく簡単に充電できた。置いたときに電源ランプが一時的に点灯するので、充電されているかをしっかり確認できます。それと、チャージベースに長時間置いていてもバッテリーの寿命が短くなることはないとのこと。

底面中央のMoveのゴムバンドは両端がめくれて、中は六角ネジで固定されていた。ツール等は付属していないけど、バッテリーの交換もできるようです。

専用のポーチも付属していたので、どこかに持っていくときには便利に使えそう。

Sonos Move のセットアップ

Sonos Move のセットアップには、専用の公式アプリから操作します。電源の入っているSonos製品を自動で見つけてくれるので、Sonos Move が見つかったら、この製品を設定するに進み、本体裏側にある接続ボタンを押す。Wi-Fiの設定をしてあげると、Sonosアプリで操作できるようになります。

※最新のSonosアプリ「Sonos S2」がリリースされ、以前から使用していたアプリは「Sonos S1 Controller」と名前が変わっています。

Trueplay自動チューニング

次に、Trueplayの設定。Sonos Move には、Trueplay自動チューニング機能が備わっていて、移動したときでも周囲の環境に合わせて最適化してくれるようです。この機能は、マイクを使うためマイクランプが付いていれば調整してくれる。ランプがついていないときは、マイクのアイコンをタップしてオンオフができます。※Bluetooth接続時にはマイクは動作しない。

音楽サービスの追加

追加できる音楽サービスは、Spotify、Amazon Music、Apple Music、Google Play Music、YouTube Musicなどが対応。LINE MusicやAWAなどには対応していないが、Bluetooth接続で聴くことはできる。複数の音楽サービスを使っているなら、すべてを登録しておくとSonosアプリで一括管理ができて便利。曲を探したいときにもすべてのサービスから横断検索をしてくれる。

Sonos Move タッチ操作方法

Sonos Move のクイックスタートガイドには操作方法の記載がなかったです。Sonos Oneと操作方法は同じなので、Sonos One のクイックスタートガイドを参考に。

真ん中は再生と一時停止、左右にある4つの点は音量調節ボタンになる。左から右にスワイプすると次の曲へ、右から左にスワイプすると前の曲へというジェスチャー操作が可能。ステータスランプは、白点灯でWi-Fi、青点灯でBluetoothに接続されているのを認識できます。

移動できる高音質スピーカー

Sonos One も音質は良かったけど、Sonos Move の方が明らかに良いです。深みのあるクリアな高域に、しっかりとした低域を贅沢に楽しめます。しかもこれだけ高音質なスピーカーを持ち運べるというのはメリット。重さはあるけど持ちやすいため、家中どこでも気軽に移動できる。大きさがあるため外出用としては向かないけど、車で移動するキャンプなどには良さそう。アウトドア空間でも高音質を楽しみたい人にはおすすめ。

イコライザーで低音調整

いろんな場所に移動して聴けるわけですが、この部屋では低音を抑えたいというときにはイコライザーで調節も可能。Sonosアプリ右下の設定→システム→Move→EQで低音を‐10にしてあげれば、低音は響かなくなります。音量を下げて聞こえづらくなってはもったいないので、イコライザーはうまく使いたいところ。

大音量で電池はどれくらい持つか

アウトドアに持って行ったとして、電池がどのくらい持つのか気になるところ。最大音量では大きすぎるため、2メモリだけ小さくして1時間再生してみました。Sonosアプリで電池残量を確認すると14%ほど減少。このまま再生し続けたとすると7時間以上は持つ計算です。周囲の環境音にもよりますが、プライベート空間でないと迷惑になるほどの音量なので、ここまで大きくすることはないかもしれない。音量が小さければもっと持つので十分なバッテリー性能だと思います。

※Moveのバッテリーは、中程度の音量なら最大11時間連続で再生可能。

モバイルバッテリーは使えるか

Sonos Move は、USB Type-Cからも充電できます。しかし、スマホの充電器など出力の少ないものでは充電できない。ノートパソコン用の45W充電器で試してみるとしっかり充電してくれました。モバイルバッテリーでも45Wの高出力できるものを持っていれば、外でも充電しながら使えるはず。ちなみに18Wのモバイルバッテリーで少しでも充電できないか試してみたところ、全く充電される気配はなかったです。

Bluetooth接続時の注意

Bluetooth接続時には、本体システムにアクセスできないのは注意点です。SonosアプリはWi-Fiで動作するため、Bluetooth接続時では電池残量の確認ぐらいしかできない。そのため、音量が小さいまま使っていた場合には、スマホの音量を最大にしてもそれほど大きくはならないので、本体の音量をタッチ操作で上げる必要がある。

また、設定→システム→Move→音量制限を設定していたときには、特に注意。室内で使うときには、大きな音が必要以上に出ないようにする便利な機能ではあるが、屋外では物足りなくなるはず。音量制限はオフにしておかないと、本体をタッチ操作してもそれ以上の音が出せなくなってしまいます。それとタッチ操作もオフの設定ができてしまうため、Bluetoothで使う前にオンになっていることを確認すること。

もし設定を確認せずに外出してしまったときでも、もう一台スマホがあればデザリングでWi-Fi環境を再構築する方法はある。Wi-Fiで接続し直せばSonosアプリにアクセスできるようになり、設定を変更できます。

耐久性にも優れている

Sonos Moveは、IP56規格の耐塵耐水仕様に、摩耗に強い耐衝撃性ケースで保護されています。さすがに試すわけにはいかないので、耐久性については Sonos公式のYouTubeチャンネルを確認してみてください。これだけ頑丈に作られているのを見ると、価格が高いというのもうなずける。

2つあればステレオ再生も可能

Sonos Move が2つあれば、Wi-Fi接続時のみステレオペア設定も可能です。これだけ高音質のスピーカーで、ステレオ再生ができたのなら没入感は抜群なのだろうと想像してしまう。予算がある人はぜひチャレンジしてみてください。

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