ソースネクストの本社に行く機会があり、発売前の通訳デバイス「POCKETALK(ポケトーク)」を触ってきました。23日に発表してから株価に影響を与えるぐらい、かなり話題になっているようです。
※小型の新モデルが発売されました。
POCKETALK(ポケトーク)を持っていれば通訳がいらない
POCKETALK(ポケトーク)は、50以上の言語で双方向のコミュニケーションがとれる超小型「通訳」デバイスになる。製品ページに「50人以上の通訳をポケットに」というキャッチフレーズがあるように、その翻訳精度はかなり高い。音声を入力すると、正確な音声認識、文字変換、翻訳、音声合成など、高度な処理をクラウド上で行い、翻訳された音声を瞬時に返してくれる仕組み。これさえあれば、海外旅行や外国人の接客などに通訳がいらなくなる。
製品ページの動画、お団子屋さん編・撮影後インタビュー、メイド喫茶編、お寿司屋さん編など、使用例があるので参考に。
スマホとは違うPOCKETALK(ポケトーク)のメリット
POCKETALK(ポケトーク)の発売を聞いたときには、スマホのアプリでいいんじゃね~と思ったけれど、よくよく調べてみると欲しくなってしまった。まずソースネクストに聞いてみたところ、スマホを他人に渡す心理的リスクを回避できるという回答あった。この件についてはあまり自分には刺さらなかったが、個人情報がたくさん入ったスマホを渡すよりは良いということだろう。画面のロックを解除するのを見られたりすると、そのまま盗まれてしまうこともあるのかも。
端末的にスマホと比較すると、起動が早くすぐに使えるようになるというのはメリット。実際に再起動させてみたところストレスはなかった。待機状態であれば、ボタンを押すだけで瞬時に使えるので、イザという時も困らない。バッテリーは待機状態で約5日間、連続して使い続けても約6時間持つというのはかなりのメリット。もし電池がなくなりそうな時でも、モバイルバッテリーで充電できる。
専用端末ならではの機能として、人混みでも人の声が認識しやすいノイズキャンセル機能搭載マイク。騒がしい場所でも使えるダイナミックスピーカーを内蔵。クラウド上で、言語ごとに最新で最適なエンジンを用いた翻訳精度の高さ。専用グローバルSIMを入れれば世界61か国で使えたりと、メリットはなかなか多かった。
世界61か国で使える専用グローバルSIMはかなり安い
POCKETALK(ポケトーク)の裏側にSIMスロットがある。専用グローバルSIM以外でも使えるのか聞いてみたところ、動作確認をしていないので公表はしていないが使えるらしい。APN設定なども必要なく自動で認識してくれるとも言っていた。しかし、専用グローバルSIMを使った方が圧倒的に安いので、他のSIMを試す必要はないかも。専用グローバルSIMだけで頼むと2年間で1万円。POCKETALK(ポケトーク)とセットで購入すれば、5千円だけで済んでしまう。月に換算すると200円ちょっとの激安!海外でも使えてこの価格はスゴイ。2年後に有効期限の延長の申し込みができるというので、自動更新ではなさそう。
専用グローバルSIMの利用可能国は製品ページで
操作はシンプルでだれでも簡単に使える
ディスプレイに対応させる言語を表示する。画面では日本の国旗とアメリカの国旗が表示されていて、日本語⇔英語モードとなる。それぞれ国旗がある方向のキーをタップしてから話す。この場合、日本語で話すときには、左の方向キーを押してから話しかける。すると翻訳した音声がスピーカーから出てくる。相手に話してもらうときには右の方向キーを押して話してもらう。使い方はとてもシンプルで簡単。
充電はモバイルバッテリーも使えるmicroUSB
端末下側にを開けるとmicroUSBとイヤホンジャックが付いている。周囲がうるさい時にはイヤホンマイクを使うこともできるようだ。充電は一般的なmicroUSBなので、使い勝手が良さそう。スマホと一緒のケーブルで済むし、モバイルバッテリーも使えるということだ。バッテリー容量は2000mAhで、重さは約90gととても軽い。
予約特典で専用シリコンケース付き
POCKETALK(ポケトーク)の発売日は12月14日(木)。すでに予約受付中で、予約特典が付いている。予約特典1が専用シリコンケース。予約特典2がソースネクスト・サイトで使える3,000円分の割引券。予約特典2は、10月31日までに予約いただいた方となっている。専用シリコンケースは非売品というわけではなく、価格は未定だけれど購入できるようにもするらしい。もらえるうちに予約しておこうかな。
使ってみたら欲しくなってしまった
はじめは必要ないと思っていたけれど、使ってみたら欲しくなってしまった。購入するなら本体のみではなく、POCKETALK(ポケトーク)+専用グローバルSIM(2年)にしても損はない。Wi-Fi環境がある限られたところでしか使わないならいいけれど、5,000円しか変わらないので2年間試してみるのが良いだろう。
※対応している言語のすべてで音声入力はできるが、一部の言語で音声出力がなくテキストのみの出力となる言語もある。購入を検討している場合は、製品ページで対応表を確認してください。
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